Hanes Classics Comfortsoft T-shirts circa 2017 (One Year Later)

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

2017年1月にフロリダ州オーランドで購入したHanesのClassic。タグレスで、これが一年経ったらどうなるかというのを今回はアップします。

こればかり着ているわけではないのですが現在クローゼットにはHanesとギルダン買収前のアメリカメイドのAmerican Apparelが半々くらいと考えてください。合計で100着ほどでしょうか、主に着ているのは。

新品を開封して写真を撮った時のはここでも見れますが比較のために今一度。

Hanes Classics Comfortsoft T-shirt

Read More….??

サンプル品、できました

というメールが週末に届きました。マネージャーの言ってた予定通りのスケジュールで完成。そして送料の詳細も来ていましたので支払いを完了させて、と。

US POSTAL SERVICEではなく、おそらくFedExかDHLで来ると思われ、次回からは配送業者のアカウントも作っておいた方が便利かなぁと画策中です。

到着しましたらアップしたいと思います。

What’s the beauty of Tees? vol.19

商品のファーストロットの枚数が確定しました。

small: 288
medium: 288
large: 432
x-large:288

になります。少ないかなぁとも思いますが需要がないわけですからこれでまずは需要を掘り起こしたいと思います。

T-shirts好き、それも1980年代のアメリカンT-shirtsを肌で体験している人たちにもう一度その体験をしてもらえればと願ってやみません。

そして素材もアメリカンコットンで確定ですが4.3oz/ydではなく、スペックシートを見ると4.4oz/ydに変更されているようです。これは往年のAmerican Apparelと同じオンスですので私としてはかなり願ったり叶ったりといった、いい方向に仕様変更がなされたと思っています。

こちらが送ったサンプルをかなり細かく採寸しているようでしたのでこのまま行けば希望通りの商品に仕上がりそうです。

What’s the beauty of Tees? vol.18

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

少し前になりますが、こんなニュースが。

 昨年末に日本市場から撤退した「アメリカンアパレル(American Apparel)」が、日本でも再び買えるようになる。同ブランドを買収したカナダの衣料品メーカー「ギルダンアクティブウェア(Gildan Activewear)」の日本法人にあたるギルダンブランズジャパンが、法人向けの卸販売を2018年の年明けから開始する。

ギルダン傘下になってからどういう扱いになるのかチェックしてましたが、ついに販売再開です。現状では法人への卸販売だけですが。

ギルダン傘下になってからはギルダンなどとかぶらないようにするためかファストファッション色が強い広告、商品展開(特にレディース)でしたのでおっさんの私にはちょっと興味のないブランドに変わりつつありました。

決定的だったのがブランド創業者のポリシーだった「MADE IN USA」「FAIR WAGES」が影も形も無くなったこと。

このブランドのアドバンテージだったと思うのですが…..

一足早く再開しているアメリカのサイトを見るとカスタマーの評価が以前よりも落ちているようなのも気になります。

定番(#2001)をチェックすると以前のAA時代よりも明らかにサイズが大きいと書かれているのが多いですね。その他には「明らかに質が落ちてる」との意見も。これはインポートの布地を使っている事も無関係ではないと思いますが。そのせいか「ターゲット(スーパーマーケット)で$5で売られてるようなT-shirtと同じだ」と書き込んでる人も。

日本に再上陸しても大丈夫なのかなぁ?

この質の悪さ?がアメリカのブランドなんだと勘違いする人がでなけりゃいいけど、とそっちも心配です。

What’s the beauty of Tees? vol.17

数日前からネット、メディア共騒がしている「外国人技能実習制度を悪用したとも言えるmade in Japan製品」。

こう言った労働問題は随分前からアパレル業界だけではなくいろんなところで起こっている問題ですね。

大きなところの労働問題ではナイキが委託していた製造工場で子供を低賃金で違法で働かせていた事件、アップルのiPhoneの深圳工場での長時間労働などがつとに有名です。

まぁでも今回は政府の制度を悪用したと言われてもおかしくない案件であり、更に取材先の対応のまずさも炎上した要因でして。

新潟でもやっぱり小さい縫製工場では中国人が多いです。募集しても地元の人が集まらない、保険やら何やらで人件費諸経費がかかる、それでこういう事態になるんでしょうが悪用はダメでしょう。

これがヤフーのニュースに掲載されてコメント欄に「消費者も安いものがどうして安いのか、どこにコストを削ってこうなっているのか考えて買うべきだ」みたいなことが書いてありましたが、そうですよね。

人件費、布地、どちらか、もしくは両方質を下げないと成り立たないんですから。

でも「かと言ってブランド品がいいのか?」と問われればそれも今やちょっと「?」なわけで。1990年代にロゴつけて高額な商品を売るスタイルが蔓延したせいで「高くてもたいしたことない」「安いので十分」と消費者が気づいてしまい、今があるとも思いますし。Issey Miyakeのようにスタイルを完成させるために素材から作り出すようなところはもちろんコストもかかって高額というのは理解できますけど。

私が交渉しているメーカーさんには「UNION MADE」のカテゴリーがあります。アメリカの労組ですね。正当な賃金をもらい、労働時間も問題ない環境で生産される、組合員が従事した製品。質は正直大して変わりませんが。アメリカでは今やそれがコンプライアンスの「ウリ」になっているようです。

まぁ背景に泣いてる人間がいるなんてのはやっぱり商品としては「美しくない」わけで、いつか話がまとまって商品ができてお付き合いが始まったのなら工場を見せてもらおうとも思っています。

What’s the beauty of Tees? vol.16

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

販売チャンネルも時代とともに変化しています。あと、外国製品だと輸入代理店も代わったりしますね。

今回は販売チャンネルについての雑談です。

商品の生産に入る前にある程度下地を作っておこうと思っていたのが流通経路です。一般的には店舗販売なんでしょうが、理想とする物件が見つからず、資金力もないということで当面はネット通販を中心に考えています。そうすれば全国の同じような思いだったコンシューマーさんにも手に届きやすいわけで。

で、日本のEC御三家のamazon、楽天、ヤフーショッピングのどれに登録しようかと思案中でして。

ターゲットにしている客層からすると利用が多いのがamazonだと思うのですが、私自身そうですがamazonで書籍や電化製品、コンピューターのガジェットなどはよく買うのですがアパレルはほとんど買いません。

じゃあ次に楽天。膨大なアイテム数と割合検索にもヒットするウエブサイトはかなり魅力的です。

ただ、店子が払う家賃・敷金など初期投資と、コンスタントな売り上げが担保にないと難しい感じも。

実際とあるコンサルタントに伺ったところ、単価の低い商品を楽天で売ってるお店の話として、売り上げよりも家賃のほうが高いなんて月もあって結局楽天を抜けてしまったなんて話が割とあるそうです。

最後にヤフーショッピング。ここ、少し前に出店をかなりオープンにして、家賃・初期投資はなし、売り上げたらそこから手数料をいただくという、かなりシンプルな設定にしました。このおかげで個人法人どちらも登録店舗数がかなり増えたんだそうです。ただ、ブランドイメージからしてちょっと今風なサイトの見栄えではないような。この辺はウエブデザイナーの腕の見せ所なんでしょうけれど。

で、先日私は創業5年目のBASEというECサイトのセミナーに参加して来ました。

非常にシンプルです。こちらもヤフーショッピング同様、売り上げたところから手数料をいただくというかたちで、お店の人は売り上げ入金の管理も神経質にしなくていいというところがかなりのポイントなのでは。(BASEが中間に入ってその辺りを管理してくれているようです)

セミナーを聞いて非常に魅力的だったのですが、個人的にひっかかったのはBASEで販売している商品は半分以上(感触ではおそらくそれ以上)が女性をターゲットにしているような商品でした。

ということは私の商品のお客さんになりそうな客層とはかぶらず、多分BASEのアプリをダウンロードしてまで買い物をしようとも思わないのでは?

オフィシャルウエブから「買い物はこちら」と誘導して買ってもらうというスタイルでしか機能しないような気もしますが、うーん、どうなんでしょうかねぇ。

前出のコンサルタントさんが言うのは「いまどきはオフィシャルサイトでストアがあっても楽天とかで検索してそこで売ってればそっちで買いますよ(ポイントとか付くし)」という、ごもっともですと言うようなアドバイスもあるのでどうしたものかなぁ、と。

多様性ということも考慮していくつか販売経路は確保しておいた方がいいけど、広げると今度は売れ始めたらどこから連絡きたかきちんと認識しないとお客さんに迷惑かかるよね、と。

というわけでまだまだ考えること沢山ありますね。

What’s the beauty of Tees? vol.15

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

今回はまだ返事がこないですが、商品コンセプトの柱になっている「MADE IN USA」という定義について。

別にアメリカ製が世界一優れているわけでは正直ないとは思います。縫製や大量生産時の商品質の均一さなどからいえば日本製の方が優れていると思いますし。

私としてはそれでも「T-shirtsが生まれた国だから」というのと「多感な時期にいつも着ていたのがmade in USAだったから」というのが主たる理由なんです。それが屋号にも表れているわけで。

そして永遠に手に入ると思っていたのがグローバリゼーションの弊害で「made in USA」がほとんどなくなってしまったということも要因です。

そもそも「MADE IN USA」って定義なんですが。

アメリカの連邦取引委員会での公式なガイドラインでは

For most products, unless they are automobiles or items made from textile or wool, there is no law requiring manufacturers and marketers to make a “Made in USA” claim. But if a business chooses to make the claim, the FTC’s Made in USA standard applies. Made in USA means that “all or virtually all” the product has been made in America. That is, all significant parts, processing, and labor that go into the product must be of U.S. origin. Products should not contain any – or should contain only negligible – foreign content. The FTC’s Enforcement Policy Statement and its business guide, Complying with the Made in USA Standard, spell out the details, with examples of situations when domestic origin claims would be accurate and when they would be inappropriate.Manufacturer Settles with FTC for Making Misleading Made-in-the-USA Claims

となっています。製品のほとんどのパーツをアメリカ国内生産に依るもの、と。素材や部材が国外製だとその旨記載することも明文化されています。

とは言っても「made in USA」をセールスポイントの一つとしているニューバランスなんかはソールユニットが中国製なのに「made in USA」を名乗っているのはいかがなものか、ということが記事にもなったりしてますし、T-shirtsなんかだとラベルはどうなの?という気も。T-shirtsオーダー時に紹介してもらったラベルの会社はアメリカが本社ですがベトナムや中国に支店、工場があるというので(おそらく)海外生産も多いのではないのか?と。私はそのあやふやさが嫌なのと、直接肌に触れる重要部分なのでタグは「made in Japan」を選びましたけど。

ともあれ、FTCにペナルティを課せられないような純度の高い「made in USA」商品ができればいいんですが、返事がこないのでなんとも不安ではあります。

What’s the beauty of Tees? vol.14

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

先週相手先に問い合わせた「インポート」生地の返事をいただきました。相手先の会社がどのくらいその素材に依存しているのかわかりませんが、アメリカンコットンを選べるか更に問い合わせているところです。

私、アメリカンコットン、好きなんですよね。我が家で使うバスタオルなどもなるべく「アメリカンコットンを使った国産品」を選ぶくらいに。泉州や今治も好きですが、使い込んでいくとゴワっとしつつ肌に触れた感じが優しいのがなんとも言えなくて。少し前まではUCHINOがまさに「カリフォルニアコットンを使った国産品」を売りにした製品を販売していたんですが、カタログから消えたようで現在は探すのに苦労しています(泣)

見つけるのに時間がかかるのでかみさんが勝手に今治とか買ってきちゃってますが。

カリフォルニアコットンとかそういった話をすると「何が違うの?」とよく聞かれるんですが、個人的な感覚の事なので伝わりにくいし、このように言葉足らずな説明に終始しがちです。力量が足りないのを痛感します。

ただ私としては「昔T-shirtsってそうだったでしょ?」という想いだけなんです。

例えば現在カリフォルニアコットンが存在しないからメキシコやハイチ、ドミニカなどで生産されているというのなら納得もするんですが、今でもコットンUSAの団体はあるし、カリフォルニアコットンもあります。あるものを使わないというのが不思議でして。

まぁこういう「うるさい」のは日本人の性(さが)なのかなぁとも思ってますが、周りからは単なる思い込みと思われているようでその温度差がはがゆくもあります。