新潟市秋葉区:新津名物三色だんご

新潟と言えばお米と酒。すぐに出て来る答えですがその他には?となると「スキー」「温泉」でしょうか?

まぁ他にも色々あるのですが、それが他県の人に認識されていないものもかなりあるんです。

ここではそんな「新潟に来たついでに手に入れられるような」ものをピックアップして紹介したいと思います。

今回は五泉市、旧新津市の人なら大概知っている新津の三色だんごです。

私が子供の頃からこの存在は知っていまして、どこでも買えるというものでもなく、なんとなく新津駅付近に来た時に親が買っていたという記憶でした。昔は新津駅前に大きなおもちゃ屋さんがありまして、たまに親に連れてきてもらっておもちゃをせびっていました。

現在ではおもちゃ屋さんも廃業してしまい、新津にもあまり用事は無くなってしまいましたが、こういうのを食べると記憶が蘇ってきます。

これは先日近所のスーパーで購入したもの。定期的にこういった商品が店頭に並ぶ、県内の名物を紹介してくれる素敵なスーパーがあって助かります。

私が子供の頃からあると言いましたが、それもそのはず、「大正5年(1916年)に開発、販売されている」のです。ゆうに100年を超えている超のつくロングセラー商品。

子供の時に食べたあの感覚と違和感がないということはほとんどそのままの製法なのでしょうか。

正直、大正、昭和、平成、令和、と4元号にまたがっている現在ではこの味は古臭いかもしれません。

21世紀の上新粉を使ったお団子ってもっともちもちの食感が当たり前ですが、お団子自体あっさりしたもので、上に乗っかっている三種類のアンコの引き立て役に徹しているよう。

お団子は一口サイズというには小さい、ちょっと大きな飴くらいの大きさ。

私が入手したのは製造元の羽入さんの名前が入った包みですが、新津の駅売だと「元祖かみを」と明記されたパッケージもあるそうです。この辺の経緯はニッポン放送の駅弁ライターさんのコラムに詳しく載っていますのでご覧ください。

パッケージの折りも駅弁とともに駅で売られていた時の名残だと思いますが、寿司の折りのように十字に紐でくくられているのも非常に味があっていいですよね。