一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回はお蔵出しというか、昔撮った写真をもとに。
2005年にナイキヨーロッパが主導して販売したT-shirts。1970〜1980年代のナイキのプリントT-shirtsを復刻したもので、当時のタグの色から「whitelabel」シリーズとして販売していました。流通経路は限られたセレクトショップとか、ナイキを扱っていた有名スニーカーショップなど。
素材は昨今の機能性を謳ったものではなく、柔らかい良質なコットンが使われていますのでストリートファッション用としての復刻です。
これは今でもナイキのデザインの中でも人気のある、いわゆる「風車」ロゴ。下にはモントリオールオリンピックに合わせた時期というのが明快な、「MONTREAL 76」。
これらのwhitelabelシリーズの多くはmade in Portugal、ポルトガル生産品でしたが、中には以前アップした台湾製とか、処分してしまいましたが中国製というのもありました。
サイズ感覚はアメリカンサイズよりも小さく、今でしたらHanesのJapan Fitに近いサイジングと言えばその感じがわかると思います。
お値段は$50。記憶では2005-2006年初頭までいくつかのモデルが販売されていたと思うのですが、それっきりですね。良質のT-shirtsだったのでまた再販して欲しいです。是非ともまたポルトガル生産で。