What’s the beauty of Tees? vol.4

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

今回はタグについて。日本では「織りネーム」の方が通りがいいようです。進行中の製品ですが、タグは日本製にしようかと思っています。T-shirtsはアメリカ生産の方向で進んでいますし、その流れで当初は発注先のセールスダイレクターに教えてもらった会社にタグを発注しようかとも思ったのですが、肌に触れるパーツであり、着心地をかなり左右するパーツでもあるので質を重視しようか、と。

素材自体はポリエステルサテンです。形は現在のアメリカのボディブランドがそっちに流れているように長方形の長め。American Apparel、Royal Apparel、CANVAS、そして今年からはanvilもこの形になってますので、タグレス、もしくは細長の長方形というのが2010年代になってからの流れであり、二極化なのでしょうか。

あと印刷のクオリティーがなんとなくですが、日本の方が高いと思うので。

それは「紙ジャケ」と呼ばれる、オリジナルアルバムの装丁をCDサイズまで小さくしたCDパッケージなんですが、海外のそれは紙質や印刷がけっこうお粗末。文字も小さくしているために印刷が潰れてしまって読めないなんてのも多いのですが、日本でのそれはほとんどそういったことがありません。

そりゃThe Beatlesの紙ジャケも日本製一択でワールドワイドリリースされるわけだ、と。

アパレルのタグも同じかな?と考えての判断です。

とりあえず原寸大でプリントアウトしてモックアップを作ってみて、実際に使われる素材の上に合わせてみました。タグを全部写せないのはまだ相手のメーカーとの商標の許可が下りないためです。

文字認識の良いMyriad系を使ってます。
「made in the U.S.A.」の文字、もう少し大きくしてもいいかなぁ、これだったら….

paper “mock-up” label

What’s the beauty of Tees? vol.3

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

そんな中、最も頻繁に変わっている仕様は「生産国」なのでは。

1980年代までのアメリカのアパレルは地産地消ではありませんが、自国で生産消費して、あとは輸出という経営だったと思います。

日本でもT-shirtsというよりは肌着は全て国産でした。それが当たり前の風景だったのですがいつしか近隣諸国に生産が移り、今では国産の比率ってどれくらいなんでしょうか?品質と価格が納得いくようなものでしたら問題ありませんが、「安かろう悪かろう」だったりするものもいくつか。

私がアメリカンT-shirtsの指標にしているブランドはやっぱりHanesなんですが、ここも1990年代中期までは自国生産をしていたのですが、それ以降は

アメリカ生産の素材をジャマイカ縫製

ジャマイカ生産

アメリカ生産の素材をメキシコで縫製

メキシコ生産

ホンデュラス生産

ハイチ生産

ドミニカ共和国

と、ここ20年くらいでめまぐるしく生産国を変えています。他のボディブランドも見るとエルサルバドル、ニカラグアなどもあります。ヨーロッパのブランドだとコストが安い東欧とかバングラデシュが多いようです。

こういった状況の中で「自国生産こそが付加価値」と思うメーカーも出てくると思うのですが、知ってる限りアメリカで「MADE IN USA」を貫いているのはわずか数社のみ。日本ではすでにいろんな分野で「国産品の優位性」も認知されて「MADE IN JAPAN」が高付加価値になっているのですが…

ただ、T-shirtsなどの消耗品で私の周りにそこまでうるさく口にする人間がいないというのも現実であります。

そして悪しき例として「MADE IN ITALY」と明記されているけど中身は中国製のトマトピューレなんてものもあったので信用性からもそこまでこだわるポイントではないのかもしれません。

でも、やっぱりアメリカ製のT-shirtsって面白いんですよね。いい加減なところも含めて。

「壊れるんだけどハーレーが好き」っていうのと少し似ているのかも。

その”Something Special”を掘り起こせたらなぁ、と思います。

What’s the beauty of Tees? vol.2

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

今回は「色」について。

T-shirtsの色はあまりトレンドに左右されないと思っています。特にメンズは。

1990年代にイタリアのベネトンがカラフルな美色を多色展開、しかもリーズナブルな値段でMADE IN ITALYという、びっくりするようなマーケティングで席巻しましたが、その余波はメンズにも、という感じではなかったような気がします。やっぱり保守的なんでしょうか、メンズは。

2017年、ANVILのカタログを見ると定番のMid-weight T-shirtsでは17色展開。

PORT & COMPANYのカラーガイドを見ると定番T-shirtsはなんと50色!以上のラインナップ。

そして日本の久米繊維工業さんの定番「01T」はその上をいく61色!!

カラーチャート並みに揃えてます。すごい。

じゃあうちも、といきたいところですが、始めたばかりで資金的な問題や在庫を抱えるリスクが目の前に立ちはだかります。

それよりも単純に定番の数色以外の売り上げって全体の何%なんだろう?と。それを支えていける柱があっての多色展開ですので小さいところはまず無理です。

しかも私はターゲットの顧客を「MADE IN USAのT-shirtsを愛用してその良し悪しを理解している男性」に定めています。

そういう人たちってパープルとかターコイズは着ないよな、と。

ただ、1970年代後半〜1980年代のT-shirtsにあった色は是非いつか販売したいと思ってます。

私がオークションでその年代のT-shirtsを探すときに指標にもなる色で、ブラウザでスクロールして探してるときにその色を見つけると大体そうだったりします。個人的にも好きな色です。

現在それに近い色はあるのですが、残念ながらあまり需要はないようです。

そして昔がよかった風なものでもなく、21世紀になっていい色だなぁと思うようなものも出てきてます。個人的にはAmerican ApparelのSlateってすごく綺麗な色だと思います。

そういうものも販売できたらなぁ、と思ってます。

What’s the beauty of Tees? vol.1

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

今回は製作中のT-shirtsに関してです。ようやく少し情報を出せるようになりました。

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少し手直ししました。

2013年のアップルストアの初売りである「LUCKY BAG」に同梱されていた限定T-shirt,写真を追加してプリントのデザインがわかる様にしました。

龍かな?とも見えるのですが、2013年は巳年ですので多分ヘビ?だと思います。

Jellan “Apple Store Japan 2013 Lucky Bag” T-shirt circa 2012

 

少し手直ししました。

1991年1月に配布された のT-shirtですが、プリント部分がわかるように写真を追加しました。タイトルも最近の方法に準拠させて、ブランド名となんのプロモかを明確にしました。(ただ、URLだけは以前のままにしてます)

Hanes Beefy-T “Apple USA Communications Meeting” T-shirt circa 1990

 

ASI SHOW in Orlando 2017

今回はいつもの口上から始まりません。

ちょっとツテがあって無料で参加できるというのでASI SHOWというアパレル関連のトレードショーに行ってきました。まぁアパレル関連とは言ってもファッションコンシャスなものではないんですが。
で、事前にウエブサイトで登録を済ませて現地に向かいました。


オーランドは初めてでしたが、他の町と違ってダウンタウンと区別されているエリアにコンベンションセンターなどがあって周りにホテルやレストランがInternational Driveという目抜通り沿いに建っているという構成。この道路に観光客が利用するi-ride trollyが走っているので移動は簡単でした。一回乗るのに$2ですが、$5でOne Day Passがあるのでそれを宿泊してるホテルで手に入れました。

とは言え、歩いて行けるロケーションのホテルに宿泊していたので日差しの強いフロリダの街を散歩がてら向かいます。

International Drive, Orlando, FL

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hello world! ?

はじめまして。2017年に創業予定のT-shirts販売屋「hommage」です。屋号の通り普通に着心地が良かったあの頃のアメリカンT-shirtsをお客様に提供できたらなという想いで始めましたので宜しくお願い致します。

まずは開店前にブログを始めました。ここでは私が若い頃から着たりしてストックしていたT-shirtsのことなども書き連ねていく予定ですので興味のある方は覗いてみてください。

いい夫婦の日に。