一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は世界の現行アパレル生産量の3%しか存在しないらしい「made in USA」、それも西海岸の筆頭ブランドであるLos Angeles Apparelの混紡T-shirtなど。私Tri-Blendは好きなんですが、50/50は昔からちょっと苦手。でも21世紀の50/50がどうなのか気になって買ってみました。
基本的なところはGILDANに買収される前のAmerican Apparelと変わらないので個人的に安心して買えるブランドであります。これよりも少し前にアメリカHanesで販売しているecosmartと名付けられた50/50の混紡T-shirtを買ってみたのですが、こちらは昔からいい意味でも悪い意味でも変わらない肌触りでした。ですので尚更期待するところが大きかったのですが。
素材は50%コットン、50%ポリエステル。3.8ozということでTri-Blend並みの薄さと柔らかさ。肌触りはヘインズのエコスマート50/50とは違いますね。シングルネックリブに二枚仕立て。ネックテープは肩まで通っていてシルエットはいかにもここらしいもの。身丈が若干長めなのも変わらない仕様です。
物理的なタグが縫い付けられており、混紡T-shirtであることをアピールする「50 50」の文字が全面に。ブランド名はその上に小さくプリントされてます。折り返しの裏面にはAmerican Apparel晩年にも記されていた従業員に対する思いが。
OUR
WORKERS
ARE OUR
PARTNERS
This garment was
sewn in South Central,
Los Angeles.Our workers
are part of our company;
We know their names and
faces, and we are
committed to making
products in a way that
advances their lives and
the community.
That’s Los Angeles.
別面にはケアコンテンツ。一緒に購入したAmerican Apparel時代からの大定番:20001には日本語も併記してあったのですがこれには日本語表記はありませんでした。で、一番裏には
MEET
VINCENTE
?
He is an expert sewer with
32 years of experience.
He is a founding employee
and future shareholder.
That’s Los Angeles.
32年のベテラン社員のイラストが載ってます。従業員の顔イラストは数種類存在するのですが、今回私が購入した数着は全てVincente氏でした。
1). 両袖のピーク幅 86.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 76.5cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 16cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)26cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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