一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はアジアでは初となる(当時)「第8回スペシャルオリンピックス冬季世界大会」が長野で行われた際のT-shirtになります。
このスペシャルオリンピックスは2005年2月26日から3月5日まで長野で開催されました。明日で開催から丸17年が経ったことになります。
まずはいわゆるオリンピックの冬季大会と何が違うのかと言えば
スペシャルオリンピックス(SO)とは、知的障がいのある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。SOは非営利活動で、運営はボランティアと善意の寄付によっておこなわれています。SOでは、これらのスポーツ活動に参加する知的障がいのある人たちをアスリートと呼んでいます。
ということであり、その出処は
スペシャルオリンピックスは1963年、故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバー夫人が自宅の庭を知的発達障害のある人たちに開放して開いたデイキャンプがはじまりです。夫人には、「知的発達障害があっても、スポーツを心から楽しむチャンスが与えられるべきだ」との信念がありました。 SOの活動は、ジョセフ・P・ケネディ財団の支援のもと1968年に組織化され、「スペシャルオリンピックス(略してSO)」となりました。SOは、知的発達障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織です。
とのこと。
しかし、何故これが今手元にあるのかが謎です。去年の初めに断捨離の一環としてハーレー関連のT-shirtsなどを父親から引き取ったのですが、これはその箱の中に一緒に入っていました。父がこの時のボランティアに参加したと言う話も聞いていないし、15年以上も前のことですので今更聞いたとて答えてくれるとは思えないし…..
ともあれ、調査がてら検索などするとオークションサイトでちらほら出品されているのが散見できるので数は出回っている物件なのでしょう。
そのT-shirtですが。
フロントには大きくこのイベントのロゴとそれを囲むように
2005 Special Olympics World Winter Games Nagano Japan
縦に開催年である「2005」がいくつも配置されています。
バックプリントはフロント同様縦に配置された同じデザインの「2005」と、
公益社団法人スペシャルオリンピックス日本・長野のロゴでしょうか?それと
Special Olympicsの文字。
ボディに使われているのはブランド不明です。ネック部分には唯一「L」とサイズ表記のタグのみ。芯の入ったような丸みのあるネックテープが首裏部分のみ縫い付けられており、ネックリブはダブルステッチ仕様。二枚仕立てで素材はコットン100%。おそらく6ozクラスじゃないかなぁ、これ。腰内側にケアコンテンツタグが縫い付けられてましてそこで素材表記と中国製というのが判明。
普段着として使うのもちょっと派手かなぁ…….
1). 両袖のピーク幅 93cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 68cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
Size: Large