一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はロスアンゼルスアパレルのTri-Blend素材のT-shirtになります。数年前に東海岸の同じくMADE IN USAが社是のRoyal Apparel社製Tri-Blend T-shirtに出会ってから「再発見」な感じで愛用しています。
これらは去年からようやく日本でもオンライン購入できるようになり、去年末には日本でも原宿に路面店がオープンしました。
Royal Apparelのそれが「50% Polyester, 37% Ring Spun Cotton, 13% Rayon」な素材構成なのに対し、こちらの T-shirtはポリエステルとコットン、レーヨンが50:25:25の綺麗な比率で構成されています。この比率が結構着心地に影響しまして、そこが各メーカーのキモでもあります。Tri-Blend独特の霜降りっぽい素材の表情も変わってきますし。
ただ、ここでは私の主観が入りますのでご容赦を。基本となるのは2017年に購入したRoyal Apparelの#20051になります。洗って着込んでいくうちに変化していく素材のゴワつき、くたびれ方、ヴィンテージっぽさが一番好みなのです。
翻って話を戻して。LAアパレルですが、こちらの方がネックリブが丈夫な感じがします。大定番のコットン100%の#20001ともなんか違うような…..
多くの混紡 T-shirtsと同じく、これも二枚仕立て。カラーは「アクアブルー」。ただ、これらの写真では本来の水色があまり表現されず、グレイっぽい色調になっていますことご了承下さい。
物理的なタグが縫い付けられており、テキストがグラフィックなレイアウトでデザインされてますね。
TRI-BLENDと大きく明記されてますが、ブランド名はその下に小さくプリントされてます。折り返しの裏面にはAmerican Apparel晩年にも記されていた従業員に対する思いが。
OUR
WORKERS
ARE OUR
PARTNERS
This garment was
sewn in South Central,
Los Angeles.Our workers
are part of our company;
We know their names and
faces, and we are
committed to making
products in a way that
advances their lives and
the community.
That’s Los Angeles.
別面にはケアコンテンツ。これはアメリカから直輸入の製品なので日本語表記はありません。で、一番裏には
MEET
VINCENTE
?
32年のベテラン社員のイラストが載ってます。従業員の顔イラストは数種類存在するのですが、今回私が購入した数着は全てVincente氏でした。生産時期なのか、ロットなのか、プロダクトに依るものなのかは不明です。質問しても答えてくれるのかなぁ?
因みに同時期に購入した#20001(4.3oz コットン100%)のタグではVincente氏の顔イラストの配置がブランドロゴ裏面になってます。これとは配置が違っているんです。なんでだろう?
1). 両袖のピーク幅 80.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 75cm
3). 脇幅 51.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 17.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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