一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回はナイキSBカテゴリーの2019SSシーズンモデルの T-shirtです。
クイーンがナイキのWindrunnerジャケットを着てスケボーを持っているという、結構イカしたデザイン。
なんでキングじゃなくてクイーンにしたんだろう?という疑問もありますが。
因みに私が所有している、2013年に復刻限定販売をしたVintage Windrunnerとは色の使い方が逆です。クイーンは上(フード側)がネイビーでボディと袖にオレンジが使われているタイプですね。
こういった遊び心のあるイラストが使われたナイキのTって今やSBカテゴリーにしか残っていないような気もします。NSW(Nike SportsWear)カテゴリーだとちょっと洒落っ気が少ないし。
今年のNikeの春夏モデルのプリントTは1990年代っぽい、ビビッドな色合いのデザインプリントが多かったので余計そう思ったのかもしれません。
「STANDARD FIT」というペーパータグが袖についていましたが、去年のSBの T-shirtsからちょっとパターンを変更した?ような気も。袖は肩を落として脇下側の長さを短くしていますが、胴のほうを曲線にカットしているので動きやすくしているようです。これ、ヨーロッパの T-shirtsなんかでよくみるやり方ですね。これは丸胴仕様では製造工程上無理なので、やはりナイキデフォルトの二枚仕立てを活かしたのでしょう。素材はソフトジャージーコットン100%。普通グレーの T-shirtsって少なからずポリとか入るんですが、これはコットン100%表記になってます。
タグレスで
THE NIKE TEE
MADE IN CHINA
FABRIQUE EN CHINE
ニューバランスの「グランパ」Tとほぼ同時に購入、届いたのですが、あちらは同じコットン100%でもシルキーな肌触りでちょっと厚手なんですが、こちらはいい意味で普通のコットン T-shirts。ガンガン着倒せるようで恐らく私もこっちの方が着る回数多いと思います。
1). 両袖のピーク幅 82cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 73cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
SIZE: X-Large