いつも有難うございます。お盆休みに入りますがちょっと気になった記事がありましてそれを軸にちょっと書きました。
hommageで販売しているT-shirtsは「MADE IN USA」という、現在世界中で販売されているT-shirtsのほんの数%のシェアしかない、レアというよりは既にマイナーなものになっています。
もともと下着扱いだったT-shirtsを今の地位に押し上げた国がアメリカであり、それに貢献したブランドのほとんどがアメリカンブランドだったのもかかわらず、です。
何もアパレルだけでなく、既にアメリカの産業界は自国内できちんと作ることができないほどに低下したのでしょうか?
ここのエンガジェットの記事がなんとも象徴的、というか。記事のキモを引用しますと
アップルが2013年12月に満を持して発表したMac Proは、ティム・クックCEO本人がテレビ出演して「Made in USA」をアピールするほど力の入った製品でした。
しかしNew York Timesが伝えたところによると、いざ米テキサス州オースティンでMac Proの製造を始めてみると、その組立に不可欠なネジを、満足に確保できない状況に陥ったとのこと。アップルが発注した米国内の工場では、このネジを1日に1000本を作るのがやっとであり、匿名を条件に証言した3人の関係者はによれば、Mac Proを米国内で製造する試みは大失敗でした。
確かにこの代のMac Pro、通称ゴミ箱は発表当時その「?」なデザインよりも「MADE IN USA」を大々的にアピールしていました。随分前からアメリカ国内に工場を作るという噂が現実になり、フラッグシップ機を製造することでアメリカンブランドに更に付加価値を与える、というのはアメリカの一企業ではなく今や世界屈指の「ブランド」になったAppleとしては念願だったと思います。
でも2019年に発表された新型Mac Pro。性能は飛躍的に上がりましたがデザインはG5時代の焼き直しに見え(この形が手の入れようもないくらい完成しているのでしょう)、大々的にアピールしていた「MADE IN USA」から前の「ASSEMBLED IN CHINA」に戻ったようです。
これを読んで「思ったよりもアメリカの労働環境って深刻なのかな」と。雇用や賃金などよりも現場のスキルが。
40代より上の「MADE IN USA」を体現している人には「そんなもんだろ、アメリカ製は」というコンセンサスもありましょうが、一向に向上しないところが…..
ともあれ「頑張って欲しい」としか言えないです。
そして「something special」な体験をさせて欲しいです。