一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今日の物件は14年前の今日- 2005年4月29日に発売されたMac OSX 10.4 Tigerに関するT-shirtです。
レパード辺りまではリリースのたびにこういったプロモーションのT-shirtsなどが出回っていた記憶があるのですが、パッケージとしてリリースされなくなってからはこういったプロモーションがなくなったのはある意味必然だったのでしょうか。せめてアップルストアのスタッフT-shirtsくらいはそれっぽくして欲しかったなぁとも思いましたが。
これはそんなOSX関連のT-shirtsの中でも割と珍しい、亜種的なアイテムなのでは。
まずボディに使われているのはANVILのリンガーT。あえてリンガーTにしたのかそのチョイスは謎ですが、ともあれ結果的にはあまり見ないアイテムになってます。
そして、これ、単にプロモ目的ではなく、左袖に「Team Tiger」とプリントされています。つまり社内の開発チーム用に作ったものと思われます。
フロントには左胸に ロゴ、そしてバックプリントは10.4のパッケージアイコンと「Mac OS X Tiger Version 10.4」の文字。
リンガーTってなんとなくですけど柔らかくてミッドウエイトクラスの生地を使ってるイメージだったのですが、このANVILのは通常のモデルで使われている5.6〜6ozクラスの生地を使っているようです。
更に面白いなと思ったのがリンガーのリブパーツ。一般的にはネックリブなどはバインダー仕様だったりして完全別パーツなんですが、このANVILに関してはちょっと変わった仕様で、簡単に言えば「ネックリブだけ黒Tのをつけました」みたいなルックスになっているのです。そこが袖のリブと比べて「あれ?」と違和感を覚えるところでして。まぁいいんですが、気になりましたので明記しておきました。
タグは二つ折りで赤線のついた「anvil」ロゴ。
表記は
PRE-SHRUNK
90% COTTON / COTON
10% POLYESTER
ASSEMBLED IN EL SALVADOR
OF USA FABRIC
タグ裏には
ANVIL KNITWEAR, INC.
228 EAST 45TH ST
N.Y. N.Y. 10017
サイズもこの頃の100%コットンのプレーンTと同じように若干ゆとりのあるものになってます。
1). 両袖のピーク幅 90cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 21.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)15.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
SIZE: Large