Nike Sportwear #911965-063 circa 2018

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回の物件は2018年4月に販売されたナイキのT-shirtです。

Nike Sportwear #911965-063 circa 2018

私はランニング、ウォーキング用にDri-Fit素材のT-shirtsを愛用しているのですが、たまにコットン100%のシンプルな素材のナイキのプリントT-shirtsに目がいって購入したりもします。今回はまさにそうなんですが、振り返ればナイキのプリントT-shirtsを買ったのは13年振りです。

日常着に使うスポーツブランドのT-shirtsって(特にナイキ)若い子が着るイメージを勝手に持っているんですが、これは色がいいなぁ、と。

そしてドットに見えるプリントは実はオールドナイキファンにはお馴染みの「Have a Nike Day」のスマイルフェイスなのがツボ。

Nike Sportwear #911965-063 “smiley” circa 2018

このアイコンとコピーが大きくフロントにプリントされたT-shirtsを懐かしさもあって当初は購入するつもりだったのですが、オンラインサイトをチェックしていた数日後にこちらが登場、ヘザーグレイが気に入ってという流れに。

‘70年代中期~’80年代初期のナイキのオリジナルT-shirtsは今ではオークションや古着屋などで非常に高値がついていますが、それもひとえにキャッチーなコピーや秀逸なイラストによるもの。スポーツウエアブランドらしからぬ格好良さなんですよね。設立当初からアメリカの会社なのに「made in USA」に全くこだわりがなかった会社ですがこの時期のT-shirtsなどは「MADE IN USA」が多かったですからそこもポイントだったのでは。

Nike Sportwear #911965-063 Tagless Artwork circa 2018

このT-shirt、タグはなく、プリントで

NIKE
THE NIKE TEE
L
ATHLETIC CUT
CORTE ATLETICO
COUPE ATHLETIQUE

____________________

MADE IN CHINA
FABRIQUE EN CHINE

ネックリブなど非常にシンプルに作られていていいですね。実はナイキのT-shirtsってパターンが絶妙で着やすかったりするんです。昨今のボディブランドのものよりもよかったりするし。まぁ一枚あたりの単価が違うからそりゃそうだろう、という見方もありますが。因みにこれは¥4320(税込)。

仕立ては丸胴ではなく、二枚仕立て。ネックテープがボディと同素材みたいでプリントがそのまま残ってますね。何かしら意図があるのでしょうか?

着てみると今までのナイキのT-shirtsより細身ですね。サイズもワンサイズ小さいような印象を受けました。

いつもNikeはLサイズなのでこれも何も考えないでLサイズを購入したのにちょっとガッカリ。

数字的にもそれは表れているとも思うのですが、他には「アームホールが随分えぐれているようなパターンなんだなぁ」と思いました。それによって袖の角度がかなり下がっていますし。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 77.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 68.5cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 17.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)22.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 1.5cm

size: LARGE

表示カラー: ダークグレーヘザー/ホワイト COTTON 100%

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