一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回は「誰が買うんだ?」といった物件。1990年代後期に購入した「NHKスタジオパークからこんにちは」のオフィシャルT-shirtです。
その当時の「スタジオパークからこんにちは」の司会が高見知佳と兵藤ゆきだったのを覚えていることからも1995-1996年辺りだと推測できるのですが定かではありません。購入先はもちろん、渋谷のNHK。
アメリカンテイストな?イラストがポップで気に入っての購入なんですが、これ、タグがないんですよね。最初からタグもなく、サイズ表記もありません。フリーサイズだったと思います。
肩はダブルステッチ仕様なんですが、仕立ては丸胴ではなく、前後の2枚仕立て。そういったところと生地に触れる指先の感触からおそらく中国製だと思われます。この頃の中国製の肌着やT-shirtsって独特のものがあったんですよね。決してポジティブな意味ではありませんが。
ただ、やっぱり表記がないのはお上の意向に触れるというので小さいケアタグが内側の腰位置に縫い付けられていました。でも「綿100%」くらいしか表示されてませんでしたが。
サイズの感覚はHanesのMに近いLといった塩梅。着れないこともないのですが、何回か着てみると肌触りがどうにも好きになれなくてそのままタンスの肥やしに。で、捨てられないまま出てきたのがこちらになります。
ともあれ、イラストのブラウン管が時代を感じさせますね。そして2017年3月をもって番組が終了するとか。オマージュを込めてこれを書き留めてみました。
1). 両袖のピーク幅 81cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 71cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)22cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm