Nike Sportswear “Whitelabel” Limited Issue [SB-76] MONTREAL 76 T-shirt circa 2005

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回の物件は実は2017年12月のブログに一度書いたナイキのT-shirtになります。納得いく形で加筆訂正しました。前のブログも比較に見ていただければ「あぁここね」と確認できると思います。

Nike Sportswear “Whitelabel” Limited Issue [SB-76] MONTREAL 76 T-shirt circa 2005

私、このシリーズが大好きでした。シリーズの大部分が珍しいポルトガル製というのとオーガニックコットンを使っているので非常にタウンユース&ファッションコンシャスだったのです。T-shirtsのパターンは通常のナイキのスポーツラインよりは若干小さめというところも良かった。

で、今回のは1976年のモントリオールオリンピックに因んだデザインのもの。

ナイキファンからは大人気の「風車ロゴ」がフロントに大きくプリントされています。

コンセプトはホワイトラベル当時の復刻なのですが、日本人が企画したような「重箱の隅を何重にも突く」といったものではないのでちょっと時代背景もずれているときもあるようです。

まぁでもT-shirtsの造りはシングルネックリブで、全体的にダブルステッチの縫製もない、昔っぽいシンプルで好感の持てる仕上がりになってます。

これは手に入れた時にすぐ撮影したのでまだ紙のタグが袖についた状態。リテールプライス$50.00というのが見えます。私はアメリカで購入しましたが、日本ではBEAMSが扱っていたようです。検索するとたまにメルカリなんかで売られていますが説明文には意外と「ビームスで買いました」というのが多いんですよね。それくらい限られた店舗で販売されたものだったのでしょう。

このシリーズは首裏下部分(タグの下)にこのプリントのテーマが何だったのか簡単な説明がプリントされています。このモントリオール76は

LIMITED ISSUE [SB-76]

REQUIEM UPDATE: After a recent
interview with Nike’s first employee
Jeff Johnson, it came to light that while
Oregon runner/art major Geoff Hollister
may have indeed been responsible for
many of the “sunburst” variations in
following years, Mr. Johnson claims
that he indeed is the father of this
online auction all-star. Stay tuned for
further updates….

とプリントされいます。

これも10年持たずに色褪せてしまい処分してしまいました。またこのシリーズ、販売されないかなぁ。

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