Issey Miyake Men T-shirt #FD22024 circa 1983-1984

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回はちょっと毛色の違うT-shirtで、三宅一生の「Issey Miyake Men」で販売されていたT-shirtです。

Issey Miyake Men T-shirt #FD22024 circa 1983-1984

私がこれを購入したのは高校生の時。当然リテールプライスでなんて買えるわけもなかったので半年に一度のバーゲンセールで購入しました。

時代は丁度デザイナーズブランド、いわゆる「DCブランド」ブームになりまして、男性もY’s, コムデ、Men’s BIGI, Monsieur NICOLE、など様々なブランドが勢いづいていた時代でした。Issey Miyakeも勢いがありましたがその独自路線に反応が極端でして、確かに一点購入しても合わせるのが難しそうな感じはその時からありました。

そういえば2016年3月から6月まで国立新美術館で「三宅一生の仕事」という催しが行われていて私も見に行きました。製品を素材から作り上げて行く過程をビデオでも上映していたのですが、これだけの作業をしているのですからあの価格帯は必然だよなぁ、と。

悲しいかな、今はだからと言って若い子がそれを理解して買っていける時代ではないようですが。

このT-shirtはその当時アイコニックな意匠だった丸ゴムが生地に貼り付けられた代表的なモデル。

当時はこれだけで「あぁイッセイだな」とすぐわかったものでした。色もこういったアースカラーが多く、ポップとは縁遠いですが、すごく気に入ってよく着ていました。

素材はT-shirtでいうところのヘビーウエイトクラスの厚手のコットン。袖口もけっこう広めにとってあります。

ネックはクルーネックではなく、ボートネック。前と後ろの生地を繋ぐように縫製されています。

縫製などはとりわけ凝っているわけではありませんが、数十年経った今でもゴムはほとんど剥がれ落ちることもなく、非常にしっかり作られている証にもなっています。

Issey Miyake Men T-shirt Clothing Label #FD22024 circa 1983-1984

タグはこの当時の代表的なもの。ケアコンテンツタグは左腰部分に縫い付けられています。1980年代ということで当たり前という認識だったのか生産国表記は無し。イッセイはほとんど国内生産品でしたからあえて表記しなかったのかもしれません。I.S.とかは売れて大きくなって海外生産品もありましたけど。

唯一当時と違うところは私の体型でして、去年実家で見つけたので回収してきたのですが、久しぶりに着てみたらお腹周りがキツくなってなんとも切ない状態に。なのでカミさんにあげたのですが、先日これを着てくれているのを初めて見ました。で、「それ着たんだね」というと「ばぁば(お義母さん)からもらったんだよ!」と出処すら間違った答えを返されてしまい、それはそれでまたしても切なくなりました。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 93cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 58cm
3). 脇幅 46.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)20cm
7). ネックリブ自体の幅 0cm

サイズはF(フリーサイズ)のみでしたのでこれも「F」表記になってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA