一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は2004年6月28日から7月2日までサンフランシスコのMascone Centerで催された「WWDC」で参加者がもらえたT-shirtになります。証左としてはPC WATCH のサイトに小さい写真ですが同じものが写っています。
デザイン的には割と「平凡」なものだと思います。Appleにしては。2000年代後半になるとその年のテーマを含むようなものをデザインに落とし込んだりするんですが、この時はまだそこまで頭が回っていない?のでしょうか。
フロントにはこの時期よくみられた無色の ロゴ。2000年代初頭はちょっと大きめなロゴでしたが、ここでは控えめなものに。
バックプリントは大きく「 WWDC 2004」。フォントは既にMyriad系に移行したものが使われています。
そしてここがポイント?なのか、左袖に
Worldwide Developers Conference 2004. Moscone West, San Francisco.
ただ、文字が小さくプリントされていますので案の定後年になると文字が剥がれてきました。
ボディに使われたのはHanes Beefy-T。「Hanes」の文字がボールドフォントから変更になったモデル。
生産国はホンデュラス。二つ折りのタグの下部には
100% PRESHURUNK COTTON
MADE IN HONDURAS
ADULT M (38-40) M/M
作りはしっかりしているのですが、私の所有していたこの時期のBeefy-Tのこのアスファルトカラーは何故か一様に色褪せが早くてこれも既に処分してしまいました。