一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はとっくにブログに公開したとばかり思っていたのにしていなかった、1984年にAppleがマッキントッシュをリリースした際、一緒に販売を開始した、革命的な1ボタンマウスの後継モデルであるApple Desktop Bus(ADB)マウスのプロモートT-shirtになります。
通称「角マウス」と呼ばれ、あまりにも伝説的な使い心地のためか、後年センチュリーが2014年にその大きさ、重さを再現、（けれどもワイヤレスで）レプリカを販売したのは記憶に新しいかと思います。
このマウス自体はオプションで単体売りもしていまして、そういったところもヒットに繋がったのでは、と。
私のApple関連のT-shirtsのバイブル：Apple T-shirtsにもこのデザインは表紙の20マスの一つ、しかもほぼ中央の1コマを陣取っています。なのでよっぽど著者にも思い入れがあるのかな、とページをめくると….P176に小さく写真が載っているだけ。説明も無し。なんだ、思い入れ、なかったのね（笑）。
ボディに使われているのはANVIL。1980年代中期ということもあり、タグも黒地にゴールドの文字のデザインが採用されています。T-shirtの仕様はこの時期スタンダードだった、シングルネックリブ、丸胴仕様、コットン100％。ANVILは早い段階からネックテープが肩まで通った仕様です。素材は当時のBeefy-Tなどと同等の厚さで5ozクラスのものだったのでは。
タグはサテンで
Anvil
PRESHRUNK
100% COTTON
L
Made in U.S.A.
で、ですね。私の所有しているのはAnvilなんですが、ネットで検索するとHanes Beefy-Tを使ったものも存在するのが判明。確かにHanesの方も当時のタグです。そしてオリジナル1点もの限りということもあるのか、7万を超えるプライスが付けられていました！高っ！！
まぁそれはさておき最後に追加情報ですが、そのApple Desktop Bus Mouseの美しい写真がこちらのサイト（その名もApple Mouse Collection！）に歴代のマウスと共に高解像でアップされていますので興味のある方は覗いてみてはいかがでしょう。
1). 両袖のピーク幅 78cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 67cm
3). 脇幅 46.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅（首周り） 22cm
5). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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