一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は2004年7月19日にアメリカで、7月21日には日本で販売開始されましたiPod (4th.Generation)に関連するスタッフT-shirtになります。もう18年も前の話になります。
Appleのユーザーエクスペリエンスを体現するには当時一番手に届きやすいデバイスだったからか、iPod関連のプロモを兼ねたT-shirtsは結構存在していました。そのなかでこれは第四世代と今では呼ばれているiPodに因んだもの。そしてフロントの「iPod Genius」とプリントされているように「Genius」のお披露目も兼ねていたようです。
AppleのT-shirtsはこのあとどんどんシンプルになっていきます。小さめのコピーとアイコニックなイラストなど。これはその移行期の最後の方ですね。いかにもiPodを使ってますとアピールできる白いイヤホンが肩にかかっているようにプリントされ、右腰部分にはiPodが。T-shirtをタックインしてあたかもジーンズからiPodが覗くように着るのがコンセプトだったのでしょうか?
しかし、このプリントの驚くべきところはiPodがほぼ実寸大なんです。比較に私が今も愛用しているiPod 4th.Gen.をプリントの上に重ねてみました。
惜しむらくは マークの大きさが若干違うかな?と。この表示される マークの大きさだと第4世代でもカラーディスプレイになったiPodなのかな?とも思えますが。あと うるさく言えばクリックホイールの大きさも違いますね。
ボディに使われているのはHanesのBeefy-T。2004年にはAppleが使うT-shirtsはHanes一択ではなくなり、American Apparelの割合も大きくなっている時期です。
このBeefy-TはHanesロゴがTimesフォントっぽく仕様変更されているタイプ。ダブルステッチのネックリブ、肩まで通ったネックテープ、丸胴使用。
タグには
100% PRESHRUNK COTTON
MADE IN HONDURAS
ADULT L (42-44) /G/G
すごく気に入っていたわけではないんですが、現在も我が家にはこのT-shirtsが実は3着あります。
で、先日ストックの整理をしていたら発見が。1着だけBeefy-Tのタグが違うんです。このタグから移行する、闘牛のイラストが使われたものがありました。2004年にそれは初期のもの(おそらくそのタグをつけたファーストロット)だと思われます。
それはまた後日ブログにアップしたいと思っております。
1). 両袖のピーク幅 82cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 73cm
3). 脇幅 53cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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