一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は「そういや、あったなぁ!」と懐かしい物件です。当時渋谷に鎮座していたCD SHOP、HMVのキャンペーンで当選していただいたT-shirtになります。
1980年代中期〜1990年代の渋谷は本当に音楽好きにはたまらないスポットでした。アメリカンミュージックだったらタワーレコード、UKロックだったらHMVや、もうちょっとマニアックな品揃えならFRISCO,CISCOがありました。もう一方の聖地が新宿。Virgin Megastoreはメジャーですが、西新宿のブートレグ屋なんかもよく行きました。いずれかの店に学校やバイト帰りに必ずと言っていいほど立ち寄っていた気がします。渋谷系が生まれたのも必然の環境だったわけで。
まぁでもHMVが日本にお店を展開したのは渋谷の一号店が1990年なので割と遅かった方ですが。
これはおそらく1996年にHMVがなにがしかのプロモーションでオリジナルT-shirtsをプレゼントというのを催して運良く当選していただいたもの。スタッフT-shirtsにも似ていましたが、同じものだったのかなぁ?今では記憶が曖昧です。
ボディは失念したのでタグもつけませんがHanesっぽかったような。霜降りのグレーだったのですが、その色合いがまさにHanesっぽかった。丸胴仕様でしたね。
プリントはバックプリントのみで大きく
HMV
the music master
今気づいたんですがお馴染みのコピー:HIS MASTERS VOICEではなかったんですね。
プリントはフロッキープリント。因みに当時のスタッフの着用Tもフロッキーでした。
HMVは色んなプロモーションをしていて、新潟店が当時のNEXT21ビル上階にオープンした1995年かな?オープン記念としてニッパーのロゴ入り腕時計をもらいました。この腕時計、経緯が経緯なので高価なものではなく、電池も交換できないような代物で、結局使わないまま廃棄処分と相成りました。
因みに今日:6月10日はマスコット:ニッパーがグラモフォンの商標として登録された日(1900年6月10日)だそうです。豆知識(笑)。