一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はちょっとレアなのかな?1996年に撮影して物件自体は既に処分されて手元にないものをアーカイヴとしてブログにアップいたします。
これも先日実家で出てきたアルバムの中に入っていた一枚です。ネガがなかったので写真からスキャンしました。
このT-shirtのロゴは「Wings Guitar Products」というサンホセにある(あった?)ギターショップのもの。私がこのお店を知ったのは、当時定期購読していてアメリカから取り寄せていたギター雑誌の広告欄でした。左利きのギターを物色していたので雑誌のコラムよりは全米中のギターショップの広告目当てでして、このお店はその当時はグレッチをメインに扱っているお店のようでした。
その時私が探していたのがグレッチのCountry Gentlemanのダミーfホールのレフティ。1990年に英国で一年間ホームステイしていた頃、大家さんが1960年代のCountry Gentlemanを持っていて、乾いた音ですごくよかったんです。で、あぁ欲しいなぁ、と。
結局このお店でも見つけられず、それでも代わりにもっと珍しいギターを手に入れた際、一緒に購入したT-shirtなんです。確か$15くらいで売ってたような….
ボディに使われているのはタグからするとHanesですね。Beefy-Tではないけれど、拡大してタグを見るとおそらく「LIGHTWEIGHT」カテゴリーのT-shirtなのでは。シングルリブでいかにもHanesなパターン。いいなぁ、やっぱりこの時代のHanes。
で、時代が時代だったのでサイズはXLを買った記憶があります。少し大きくて、Lightweightなのにしっかりした生地だったと思います。
2022年に「まだ存続しているのかな?」と検索するも出てきませんね。一応ビジネスの登記はしているようでそれらしいサイトにはヒットするんですが、登記されたサンホセの住所はストリートビューで見ると一般家庭の御宅のようですし。
まぁ、こんなのもありましたよ、という思い出話でした。最後に手に入れたギターのヘッドストックがこちら。グレッチだけこんなに錆び付いてるのはなんで?もっと古いGibsonは未だにピカピカなのに….