一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は新潟県五泉市にあります、昭和2年創業の老舗パン屋さん:栄軒がオーダー・店頭販売しています、看板商品のパッケージデザインがモチーフの「コーヒーパン」T-shirtになります。
私がこの商品を店頭で見かけたのは今年の3月。お彼岸で墓参りの帰りに立ち寄った際にレジ後方にディスプレイされていたのでお会計の時に「あれって販売するんですか?」と尋ねると「これからその予定でして、販売時期、価格はまだ未定なんです」と言われました。
その後5月に立ち寄ると手書きのポップで「販売中。¥2800(税込)」!そりゃ買うだろ!とお店の方に「Lサイズを一枚ください」と申し出ますと「すいません。Lだけ売り切れです」。どよ〜ん(泣)。
ただ、後日発注するそうで取り置きしてもらい、無事に確保という道程でした。
ディスプレイされていたT-shirtを見るとどうやらボディはPrintstarだったのがわかったのでLで大丈夫だろう、と。
実は栄軒のコーヒーパンT-shirt、これが初めての製品ではありません。新潟県五泉市出身のミュージシャンである落合みつを氏とコラボしたコーヒーパンT-shirtsが以前販売されていたのです。彼のブログでは2015年5月にアナウンスされていますね。確かに数年前にお店で見かけたことがあるのですが、その時は「あれ?デザインがちょっと違わないか?」と腑に落ちず、更に黒Tに白抜きのプリントだったので「コーヒーパンモチーフなのにブラウンTじゃないのかぁ」と落胆した記憶が。で、結局購入せず。
今回は白Tにブラウンのプリントなのでシンプルでいいかな、と。元ネタのコーヒーパンはこれです。改めて比較するとT-shirts用に少し手を加えていますね。
私はこういう、知る人ぞ知る(でも大半のほとんどが知らないし、どうでもいいと思ってる)ようなプリントT-shirtsが大好き。なのでレストランやホテル、地元のお店などで販売してるお土産風T-shirtsには吸い寄せられてしまう癖が。
ただ、やっぱりデザインとか、ボディに何が使われているとか、はたまたその時の持ち合わせとか諸々のタイミングで購入したりしなかったり。
そういう思考ですので「美しいのにガチヲタ」の市川紗椰女史のこの写真を見てワナワナしたりもするわけです。
新潟関連のこういったT-shirtsでは以前ブログにもあげた新潟Tシャツ委員会がパイオニアなんですが、何故か栄軒はノーマークだった模様。新潟市の老舗パン屋さん「欧風パンカブト」とはコラボしてるんですけどね。
ボディに使われているのはPrintstarですが、てっきり多くのノベルティT-shirtsでも見かける085-CVTだと思っていたら驚き!00148-HVTという7.4ozもあるヘヴィーウェイト!!ラガーシャツか?と。
コットン100%ですので数値よりは「思ったより重くない」という気もしますが、いかんせん7.4ozなんてT-shirts、今まで体験したことないのでとまどっております。汗っかきの私には夏は着れそうにありませんのでこの時期に特化しちゃうのかなぁ?
生地が厚手なのでネックリブもそれ相当のものがついていまして、さながら薄手のスエットシャツみたいなリブがダブルステッチで縫い付けられています。当然補強にはネックテープは必須ですね。丸胴仕様で生産はベトナムになってます。
タグは現在ではTear-Awayタイプに変更になっているようです。
お品書きは
PrintstarⓇ
We are confident of Quality
Standard Printable Wear
148-HVT
裏返すと
トムス株式会社
東京都渋谷区東3-16-3
TOMS CO.,LTD
3-16-3, HIGASHI, SHIBUYA-KU,
TOKYO, JAPAN
住所が日本橋から渋谷に変わってました。
1). 両袖のピーク幅 89cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 71.5cm
3). 脇幅 55cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)26cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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