一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はアメリカの出版社:O’REILYが2000年に作製したプロモT-shirtになります。

O’REILLY、Wikiでは今では肩書きが「メディア企業」になってますね。私が英国に一時期住んでいた頃、コンピュータ関連のマニュアル本といえばこのO’REILLYが一番専門的な感じがし、次点でPeachpit社のVisual Quickstart Guideシリーズだったかなぁ。
ここではMac関連のHow to本の紹介としてこのプロモTが作製されたようです。
フロントプリントには「Where Have All the Manuals Gone?」と、パッケージからマニュアルを探す様子の男性(片手にはインストール用のCDでしょうか)が。まぁ確かにこの頃はパッケージはしっかりしたサイズのボックスなのに入っているのはCD(もしくはDVDディスク)と簡単なリーフレットだけってことがありましたからね。

で、バックプリントに
THE MISSING MANUAL
The Book That Should Have Been in the Box!
マニュアル本は当時リリースされていた「Mac OS9」「Apple Works 6」「iMovie」の3冊。
ボディに使われているのはHanes Beefy-T。生産国までは残念ながら記録しておらず、写真でタグを撮るのも忘れて処分してしまったのですがこの写真からボールドフォントのロゴ時代のものが使われているのがわかります。