一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は初代iPhoneがリリースされた2007年6月29日にぶつけてFastMacが制作、配布したT-shirtになります。
フロントには3つのアイコンが。私としては今となっては懐かしさを覚えますが、AppleのガジェットをiPhoneしか知らない若い世代にはピンと来ないんだろうなぁ。説明すると初期のiOS(当時はまだこの名称ではありませんでした)で使われたアプリアイコンで、左から電話、ミュージックプレイヤー、そしてサファリ(インターネット)ですね。これらを統合した
同社のデジタルオーディオプレーヤーであるiPod、携帯電話、インターネットや電子メールの送受信等が行える携帯情報端末、これら3つの機能を併せ持った機器として登場した。
ここが最たるキモであり、それを象徴的に表現したのがフロントプリントに見られる3つのアイコンになります。
バックプリントは
iWas There
6.29.07
そしてFastMacのロゴ。
ボディに使われているのはFruit Of The Loomの「Lofteez」ブランド。物理的なタグはなくなり、タグレス仕様で印刷されています。
タグのちょっと下に白地でケアコンテンツが印刷されてあり、
Made in El Salvador of U.S.A. Fabric
100% Cotton / Coton
おそらく5.6ozクラスの生地を使っており、ざっくりした着心地です。袖とか身幅とかサイズがLの割にゆったりしていたので、まぁGildanみたいな感じと言えばわかりやすいでしょうか。
今日が初代発売から13年。14年目に入ったわけですが、日本でもすっかりiPhoneは当たり前のものになっていますね。