一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は2007年4月25日から5月6日にかけてニューヨークで催された「トライベッカ映画祭」にちなんでソーホーのアップルストアスタッフが着用していたT-shirtです。
トライベッカ映画祭とは9.11以降、ニューヨークの復興支援の一環として翌年の2002年から数人の俳優などが立ち上げたイベントとのこと。
場所柄というわけなのか、アップルストアSOHOだけ毎年このT-shirtが与えられるようで、私もこの2007年だけでなく、別の年のスタッフT-shirtsを見たことがあります。
割とレアなのかな?そういう意味では。
ボディは「もちろん」と言ってもいい、American Apparel。基本モデル(combed cotton, 丸胴仕様)です。タグは2007年から変更になったシンプルなタイプ。
フロントプリントはサザエさんのエンディングで「ゆかいだなぁ〜〜」のくだりで家族が入っていく家みたいなものが複数。手前の一棟だけフィルムになっているので意味合いが理解できるというもの。
バックプリントは
2007 Tribeca Film Festival
Apple Store, SoHo
シンプルなデザインだったので愛用していましたが、このグレー地のT-shirt、異様に色褪せるのが早くて、一年くらいしたらネックリブ、肩、背中上部の色が薄くなってる…..色調補正していないのでこの写真でも判別できると思います。
というわけで、これも既に処分しました。この頃からAAって品質にバラつきが出てきたような気がします。