一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は1980年代にStock-Aitken-Watermanトリオのペンによって大ヒットを記録したシンガー:リックアストレーのUKツアーのT-shirtになります。
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今でもiTunesで聴く1980年代のUKポップはこの曲とGo Westの「Call Me」が筆頭の私ですが、リックアストレー、50歳になった時に発表したアルバム「50」辺りからまた英国内で人気が再燃、コンスタントにアルバムをメジャーからリリース、そしてツアーという生活を送っている模様。
そしてついに2020年3月に日本にもツアーで来日中です。行きたかったけれど行きそびれてしまいました。
追記(2020年3月12日):このブログを書き終えてアップした3月5日の時点ではプロモーターやRick本人のSNSでもアナウンスがありませんでしたが週末に「コロナウイルスのために公演中止」のアナウンスがありましたので来日もなくなったようです。
このT-shirtは2016年3月〜4月にかけて英国内で行われた「Keep Singing Tour」のツアーT-shirtになります。フロントには代表曲「NEVER GONNA GIVE YOU UP」のタイトルがプリントされ、このタイトル曲のPVでもお馴染みの、黒のモックタートルにアイボリーのステンカラーコートを着た時のシルエットが一緒にプリントされているのがなんとも泣けてきます。ファンならもうこれだけで感涙なのでは。
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バックプリントはツアーデートが記載されています。
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ボディに使われているのはGILDAN。ヨーロッパで流通するのにカナダのブランドが使われているのはちょっと珍しい気も。これはGILDANのSoftstyleというモデルで、GILDANの通常のものよりも柔らかい4.5ozのリングスパン100%コットンが使われています。
ネックリブや肩などはダブルステッチでタフな印象を与えていますね。丸胴仕様で生産国はバングラデシュでした。
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1). 両袖のピーク幅 81.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 74cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 17.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)16.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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