村上市:日本海笹川流れの塩

新潟と言えばお米と酒。すぐに出て来る答えですがその他には?となると「スキー」「温泉」でしょうか?

まぁ他にも色々あるのですが、それが他県の人に認識されていないものもかなりあるんです。

ここではそんな「新潟に来たついでに手に入れられるような」ものをピックアップして紹介したいと思います。

我が家では村上で作られている塩を使っています。そんなわけで今回はこれ。県内のスーパーでも流通しているので比較的手に入れやすい「笹川流れの塩」です。

笹川流れとは村上市の国指定名勝天然記念物の海岸。日本海沿いのドライブ、もしくは電車に乗っていても気づくと思いますが、この辺りになるといくつか塩を精製している建物が目に入ります。これはそのうちのひとつ。

我が家ではこの商品ではなく日本海の海水からのみ精製されたと表記されている塩を使ってるのですが、この手の商品は一様に同じようなパッケージでしてこれは私が勘違いして購入したもの。

このお塩を我が家のレギュラーにしないのは成分表記が「メキシコ産90%」となっているため。村上で作ってるのにメキシコ産の塩入ってるの?90%も?というのが単純にひっかかっていたのですが、ここのサイトを読めば単純に数字だけではないんだと理解できます。精製方法でこういう表記になったんだな、と。以下引用。

こちらの「笹川流れの塩」は効率良くおいしい塩を生産するため、海水を炊き上げる際に呼び塩という塩分濃度の高い塩を使用しております。その呼び塩にあたるのがメキシコ産の天日塩です。

原材料の表示にある90%という数字は塩分濃度の表示で、実際に釜に入れる塩の実量はたったの数%しかありません。

そういった点で多くのお客様にも納得していただき、品質・味の良さも大変ご好評いただいております。

更に産地証明書では

「日本海笹川流れの塩」の原料は、新潟県村上市笹川流れの海水と海外天日塩(メキシコ産)を使用しています。配合割合は、笹川流れの海水90%、メキシコ産天日塩10%ですが食用塩公正取引協議会の規則に則り商品の袋の表記はメキシコ産天日塩90%。笹川流れの海水10%となります。

尚、新潟県村上市笹川流れにて海水を汲み、本社 新潟県村上市本町田口989-9 日本海ソルト(有)工場内で製造しております。

と、完全にパーセンテージが逆転しているのがなんとも不思議。この辺りをもうちょっとうまく説明できればいいのになぁ、と。お客さんは単純にパッケージの表記を見て判断すると思うので。