一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は夏に海外出張をした奥方のお土産です。お初のブランドになります。
出かける時に「街中で売ってるような安いのでいいから自国生産品のT-shirtsお願い」とお願いしたのですが、女性独りがそんなところにノコノコ行くわけもなく、結局彼女が買ってきてくれたのは滞在したクアラルンプールのホテルの近くにあった伊勢丹の中で見つけたらしいこれ。
Skellyというブランドでユニオンジャックがロゴの一部になっているし、ドメインが「co.uk」なので英国ブランド?と思ったのですが、アクセスするとURLが飛んで「co.id」に行ってしまいます。
フロントには「心の強さ 決断力」とコピー。この変な言葉選びが今や英国では安定したブランドになった「Superdry」の「極度乾燥(しなさい)」にセンスが似てますね。
まぁこちらはイラストも相まってそれよりも幾分ポップな感じですが。
T-shirtのシルエットはドメイン通り、ヨーロッパっぽいものになっていて、特に脇下の処理とか大きさにそれが顕著。ネックリブ周りはシングルですっきりしていて私は好きです。
タグレスでロゴの下にサイズ、そして洗濯時の注意などが明記されています。ネックテープが別の色になっているところがオシャレというか、ヨーロッパっぽいアクセントですね。
アメリカモノは同色同素材、しかも肩まで通して補強するのが多いんですが、これは英国内で流通しているT-shirtsと同じように首裏部分だけの処理になってました。
で、生地も柔らかく(4.4〜5.0ozくらいのものでしょうか)日常着にいいな、なんて思い早速袖を通してみたんですが、小さい……というか、タイト。
結局義理弟のところにお土産と一緒に送られていきました。トホホ。
1). 両袖のピーク幅 80cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 69.5cm
3). 脇幅 51cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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