一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は2002年1月25日に日本でも発売となった待望のMac OSX専用のマイクロソフトオフィス、「Office v.X for Mac」のプロモT-shirtです。
OSXが世に出たものの肝心のサードパーティーのソフトがなかなかココア、またはカーボンに移行してこないというフラストレーションの中、ようやく真打ち登場みたいな扱いでアナウンスされた記憶があります。
かくいう私もこれ、買いました。目玉はなんと言ってもメールクライアント「アントラージュ」でした。当時はAppleがメールクライアントを出していなかったので本当に待ってました!みたいな雰囲気でした。
使い勝手もなかなかよかったんですが、何故かその後日本人が開発しているOSXでネイティブに動くメールクライアント「GyazMail」に手を出してかなりの間愛用していました。なんで移行したんだろう?不思議。
プリントはこの時期これが当たり前の意匠だった、大きめの ロゴが中央に。
バックプリントはOfficeのパッケージとOSX – 10.1のパッケージが仲良く並んでいる下にApple Gramondフォントで
Innovative, hard-working
team for hire.
因みにオフィスは先ほど書きましたように2002年1月25日発売ですが、OSX 10.1は数ヶ月前の2001年9月29日にリリース、というか、アップグレード扱いでCD-ROMが無料配布されたりもしました。無料配布されたパッケージは単にCD-ROMが入ってればいいからか、薄手のものでしたが、このバックプリントの箱型パッケージはリテール用のものですね。
ボディはHanes Beefy-T。2000年代なので諸々仕様変更もあったのですが、今写真見て気づいたんですが、ネックリブ、シングルっぽいですね……1990年代終わりにはステッチが目立つようになるんですが、これはそれ以前の仕様ですね。何故?
詳細を確かめたいのですが、すっかり色褪せてしまって処分してしまったので検証できません。残念。