一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は丁度一年前に手に入れた、ポールマッカートニーのワールドツアー” Freshen Up Tour” のツアーT-shirtです。
この商品自体は2018年秋から始まったツアーの最初からあったようです。こけら落としとも言える一発目のカナダのQuebec Cityからバックプリントに掲載されており、2019年アメリカツアーまでがリストアップされています。
なので11月に行われた東京ドーム公演で手に入れたのかと思われるでしょうが、実はこれ、ロンドンのO2アリーナ公演で購入しました。
私、「ポールをロンドンで観たい!」というのが夢でして、しかも、スタジアム規模ではなくてアリーナで!とずっと思っていたらこれですもん!チケットの発売が7月でして友人の協力もあってアリーナを確保できました。
その時までは「来日公演は早くても2019年の春場所のあたりかなぁ」なんて思っていたのでロンドン公演しか眼中になかったのですが、秋に「来日公演決定!」のアナウンスが出てびっくりしました。でも渡英費用捻出のため、東京ドーム公演は行けず。そして両国国技館公演も。
まぁでも流石ロンドン公演、嬉しいサプライズで感涙。なんせ1989年のワールドツアーから(多分)ライブで歌ったことのない「Wonderful Christmas Time」が聴けたり、(注:ロンドン公演の前になる2018年12月14日のグラスゴーでも歌ってるそうです)アンコールではなんと!Ringo Starrを後ろに従えての「Get Back」!そして一緒にRon Woodまで!彼は黒のレスポールカスタムを弾いてました。
そんな会場で購入したT-shirtはこれ一枚でした。個人的にデカデカとアーティストがプリントされているのがもう苦手になってきたこともあります。WingsのロゴT-shirtsが欲しかったのですが、一律£30.00で販売されていたのにWingsロゴT-shirtだけ異様に高額、で、デザインが今ひとつだったので断念したのでした。
ボディに使われているのは不明。made in Hondurasですが、タグレスでポールの冠ブランド扱いになってます。縫製などから(丸胴、肩やネックリブのダブルステッチなど)アメリカ方面で流通している仕様だと思われます。
お品書きは
PAUL
McCARTNEY
The love you take is equal
to the love you make
M
Pre-Shrunk 100% COTTON
Machine wash inside out with like colours
Only non-clorine bleach
Tumble dry low
Do not iron decoration
Made in Honduras
「The End」の一節がプリントされてますね。単純にカッコいいですよね。
Mサイズを購入したのはLサイズも一緒に見せてもらって「ちょっと大きいかなぁ」と思ったため。会場ではT-shirtの上にこれを重ね着したのですが、まぁピッタリかな?といった感じで窮屈な感じはしませんでしたので問題なかったようです。着た感じは生地の厚さもあってHanesの日本規格のComfortsoftみたいな印象でした。
最期に余談ですが、このロンドン公演の前日にポールのfacebookのオフィシャルアカウントで突然ポストされた写真にはこのマジックピアノがモチーフになってペインティングされた建物が!期間限定だと思うのですがどうせならと写真を手掛かりに場所を特定、Shoreditchまで行って撮ってきた写真がこれです。
おかげで思い入れが一層強くなりました。
1). 両袖のピーク幅 72cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 69cm
3). 脇幅 46cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)22cm
6). アームホール(平らにしての採寸)16cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
SIZE: Medium