アクシアル:柿の種ピーナッツ入り

新潟と言えばお米と酒。すぐに出て来る答えですがその他には?となると「スキー」「温泉」でしょうか?

まぁ他にも色々あるのですが、それが他県の人に認識されていないものもかなりあるんです。

ここではそんな「新潟に来たついでに手に入れられるような」ものをピックアップして紹介したいと思います。

今回の物件は私も大好きでよく購入している「柿の種」です。

ご存知のように柿の種と言えば新潟の銘菓ですが、売り上げのシェアからなのか関東の知人から「亀田がオリジナルじゃないの?」と聞かれた事があります。

いえいえ、実は長岡市にある浪花屋製菓が文字通り「元祖」なんです。

その浪花屋製菓が製造して、同じく長岡市に本社がある新潟県最大のスーパー:原信が「アクシアル」というPBブランドで販売してるのがこれ。小袋6袋がワンパッケージになってなんと!¥150(税抜き。2019年現在)なんです。値段で言ったら亀田製菓の柿の種よりも安い。

で、私はどちらかといえば浪花屋の方が好みなんですが、ちょっと前までは浪花屋の柿の種、ピーナツ入りがなかなか売っていなかったんです。ですので、ちまたでは「ピーナツと柿の種の比率が最高」と評されている亀田製菓のを買っていたのですが…..

あ、そういえば以前東京の友人が「柿の種好きなんだけどピーナツが食べられなくてピーナツだけ旦那に食べてもらってる」なんて言ってまして「浪花屋のはピーナツ無しあるよ」と教えたら「うそ!食べたい!」と即答、あげたら喜んでましたけど、意外とピーナツ無しの存在、知らない人多いのかなぁ。

余談ですが、創業者の今井氏、雪国の生活に多大な貢献をしている「消雪パイプ」を発案した人なんです。

しかも、それに対して特許とか取らずに開放しました。没後は長岡市が権利を譲られているそうです。

欧米の「特許や権利をまず取得する」お国柄の人が聞いたら「金儲けのチャンスなのに」なんて言うかもしれませんが、この欲の無さと市井の人々を思いやる気持ちに人間としてすごいなぁ、と尊敬します。

そしてこの柿の種に関しても商標をあえて取らずに「広まればいい」ということで今に至っています。

それらの話はこの本に載っています。私も持っています。発売当時、地元の書店で購入したら浪花屋の包装紙を模したブックカバーをつけてくれました。

*パッケージの「今だけ増量SALE」は2019年11月現在流通している期間限定品になります