一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
今回の物件はこのブログではまぁまぁの回数で登場する、タワーレコードでしか買えないT-shirtになります。
少し前からアパレルに「Wear The Music」というカテゴリーを設定して色んな商品を展開していましたが、これはそのひとつ。私が購入したのはフロントに「Haight-Ashbury」とプリントされたもの。2018年3月発売。
Haight Ashburyとはご存知の通り、サンフランシスコの丘陵地帯にある、「ヒッピーの聖地」として君臨するエリアの名称。
サンフランシスコの中でも住宅事情が非常にアメリカっぽくない、混み合った建物が並んでいます。ヨーロッパみたい。私が1990年代後半に旅行した際はヒッピーの面影を感じられるお店などはほんとにメイン通りにあるだけでしたが、今ではどうなんでしょう?
因みにここにはHaight Ashbury T-shirtsという、昔からのT-shirts屋さんもあります。もちろん、行きましたよ。
このお店の特徴は、まぁヒッピーが着るT-shirtsと言えばタイダイ、もしくはGreatful Deadものだろ、というイメージをもろ体現できる品揃え。当時はお店もさほど大きくなかったのですが、ドンキのように所狭しとT-shirtsが展示されていて、見ていても楽しかった思い出が。
でもこのタワレコのT-shirtはタイダイでもヒッピー文化を感じさせるわけでもなく、シンプルです。着やすいと言えば着やすい。でもこのプリントのロゴがタワレコのコーポレートフォントを使っているところがなんとも渋い。知ってる人なら「あれ?タワレコのフォント?」とすぐにわかるはず。
そしてプリントもシルクスクリーンではなく、フロッキープリントというのがなんとも味わい深いですね。このセンス、嫌いじゃないです。むしろ、好き。
ボディに使われているのは意外にもアメリカンブランドもののAlstyle社製。このブランド、今ではAmerican Apparel同様GILDANに買収されて傘下ブランドになっています。
生産はメキシコ。このモデルに関しては6.0ozのコットンが使われているのでザックリした感触を味わえます。
今まで「Wear the Music」ブランドでリリースしたT-shirtsはそれ専用のタグのみだったのですが、このT-shirtにはAlstyleのタグの上にネックテープの上から専用タグが縫い付けられています。
1). 両袖のピーク幅 89.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 76.5cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)28cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
SIZE: Large
最後に私が友人にプレゼントしたHaight Ashbury T-shirtsで購入したT-shirtが写っているショットなど。
友人の顔は切り取りましたが、HanesのBeefy-TをベースにしてT-shirt全体を染めたところに版画っぽいデザインのプリントが施されています。意匠はFlowers, Peace、そしてHAIGHT-ASHBURYの交差する道路の標識。今見ても非常にイカしてます。私も所有していましたが、色褪せて随分前に処分してしまいました。
でもまた欲しいなぁと思わせる一品です。