一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はアップルがWindowsユーザーをMacにスイッチさせるべく展開したキャンペーン用のT-shirtです。
WindowsユーザーにMacの使いやすさを認識させ、Macユーザーに「スイッチ」させるというプロモーションはこの後大々的に行われる、文字通り「Switch」キャンペーンがつとに有名ですが、こういうプロモーションもやってたということで。
このT-shirt、実はロンドンのOXFAMで発見して購入したもの。OXFAMとは国際協力団体なんですが、とにかく英国中の通りにお店がありまして、そこで古着やら不用品?などを売って貧困者などを救済する資金にしているのです。こういった活動が普通に根ざしている社会というわけです。
私は申し訳ないのですが古着屋という認識半分でよくロンドンの数店を覗いてました。これはやっぱりエリアによって販売されているものが違うからです。ポッシュなエリアのOXFAMはやっぱりそれっぽい(ちょっと高い)ものが出たりします。
で、このT-shirtも2002年の下半期に見つけて購入した記憶が。£5くらいだったと思います。
「アップルのプロモTだ!」と小躍りしたんですが、ボディに使われているT-shirtは日本でもノベルティで使われるような、まぁぶっちゃけていえば安そうなもの。それでも一応買ってきたのですが、結局数回着用して「これ以上着ないな」と判断、処分してしまいました。それでアーカイヴの写真になってます。
これ、とにかく、首回りが小さくできていて、ネックリブが昔のスエットシャツみたいな仕様。頑丈そうなリブの縫製がT-shirtという一般的なものから大きく逸脱しています。
素材もコットンなんですが、アメリカンTっぽくない肌触りで、この辺はヨーロッパだからかなぁ、なんて当時は思っていました。そこらへんは2019年になっても認識は変わりませんが。
左袖に ロゴ、バックプリントは
See How
Everything is easier on a Mac
タグは二つ折りの刺繍だったのは写真からわかりますが、ブランドは覚えていません。メモしておけばよかったと後悔しています。