一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は1988年にミネソタ州で催されたミュージックフェス「RiverFest」の協賛T-shirtです。Maxellがスポンサーですね。
ちょっとここまで偶然ですがApple関連のT-shirtsが続いたので目先を変えて、と。

個人的嗜好としてこの頃のAnvilの作りは好きです。コットンも柔らかいしサイジングが日本人向けな感じもします。ただこのT-shirtはリブが太め。anvilにしては珍しいというか、あんまり私は目にしなかったタイプです。
ネットで検索すると古着屋さんなどが「ヴィンテージ」と呼んで販売しているタグのデザインもこの時代(1980年代後半)のものが多いような気もします。

そんなタグですが、黒地のペーパータグにゴツゴツしたフォントで「ANVIL」表記。全て大文字なんですがAだけフォントサイズを大きくしています。Anvilの語源の「鉄床」のデザインも簡略化され、文字と同じ金色に統一されています。スッキリしているといえばそれまでですが、これの前のデザインの方が好きだったなぁ…
タグの表記ですが表には
ANVIL
PRE-SHRUNK
100% COTTON
M
Made in U.S.A.
裏には洗濯表記で
Machine Wash-Warm.
Tumble Dry-Medium
Wash Colors Separately.
Do Not Bleach.
Do Not Iron If Decorated.
RN38619
表記の方法がちょっと独特ですね。

1). 両袖のピーク幅 81cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 72cm
3). 脇幅 46cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 16cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm
size: Medium
次回のブログは出張のため12月21日からになります。宜しくお願いいたします。