What’s the beauty of Tees? vol.20

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

そういう意味では昔のテレビ番組を見直すというのも一考かもしれません。

先日ケーブルテレビでTBSチャンネル1という昔のTBS番組を放映しているチャンネルを何気無くみていたら「夜明けの刑事」が!

これ、子供の頃にたまにみていた番組でして(両親が観ていたのを一緒になって横で観ていたという感じ)調べると1974年から1977年に放映されていたんですね。

偶然観ていたその回は石立鉄男が出ていたので1976年8月放映分までで、ゲストに佐野厚子が出ていたのでwiki情報だと第74話(1976年)ということらしいです。

で、ここでは当時の世相を反映したファッションが大まかな参考になったりもするのですが、ゲストで一人T-shirtの男性が。

凝視して観ていたらネックはバインダー、パターンはかなり身体にピタッとしていてどちらかと言えば肌着っぽい。メリヤス肌着かな?という印象でした。

日本ではやっぱり1970年代後半はこういう感じだったのでしょうか?うちの親父も子供の頃の思い出は同じようなT-shirt(というよりはやっぱり肌着)を着ていましたし、1970年代のファッションってピタッとしたT-shirtにベルボトムとかフレアのジーンズという記憶があります。

1960年代にはVAN JACKETがもたらした「IVY ファッション」で日本の男性は飛躍的に身なりがアメリカナイズされていくのですが、T-shirtsまでは気が回らなかったのでしょうか?アメリカではすでに今の原型になるパターンを使ったHanesのT-shirtsなどが出回っているのですが、Hanesが日本の若者に認知されるのは1980年代まで待つことになりそうです。(少なくとも私のような地方在住者にはそうでした)