一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回はHanesのBeefy-T。T-shirtsが好き!という人にはお馴染みというか、マストな物件です。
ただ、「1982年-83年」のHanesってタグの種類が多すぎって周りに話しても「マニアック過ぎるよ..」と引かれてしまい相手にされないんですよね。
そう言われてもこういう場所で公開して同意を得ようと頑張ってますが。
これもその「1982年」縛りの一つ。元旦に続いて第二弾となります。
最初にポイントを言えば
✓ Hanesロゴが旧ロゴ
✓ 「BEEFY-T」の文字が黒背景のオレンジカラーの時代ですが、これは白黒のロゴの上からオレンジを重ねた、おおざっぱな仕様
というのが特徴。
同じアートワークのものも存在するのですが、これはオレンジの重ね具合の「あからさまに雑」なところに魅かれて入手しました。
時代を考証できるプリントははっきりと「APRIL, 18. 1982」と明記されています。
会場はSCITO DOWNSですが、調べると現在はカジノが共存する娯楽場みたいですね。イメージ検索ではトロットの写真も多数出てきます。
そこでマラソン大会のようなイベントが行われたんでしょうか。
スポンサーは「SECOND SOLE ATHLETIC SHOES」。ちょっと初耳なブランドで気になったので探したのですがここですかねぇ。
現在のカンパニーロゴには「SHOES APPAREL ADVICE」と下に書かれていますが、独自のアパレル展開ではなさそうな….ベースがナイキだったりアディダスだったり、そこにプリントをくわえてるような。
このT-shirtに話を戻しますが、他に「珍しいなぁ!」と思っていたのは
バックプリント
なんですよね。
今でこそ珍しくもなんともないのですが、この年代あたりで「バックプリントのみ」っていうのは多分初対面なんじゃないかな、と。そんなところもポイント高し、ですね。
そしてもちろん、この時代だけの特徴である、ネックリブの太さと首から肩にかけて落ちて行く角度がキモ。やっぱカッコいいです、この頃のHanesは。
1). 両袖のピーク幅 72cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 63cm
3). 脇幅 42cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)20cm
6). アームホール(平らにしての採寸)15.5cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm
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