一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回は気になっていたけれどなかなか触手が伸びなかった物件、ヘインズブランズジャパン株式会社の企画商品である「Comfortsoft」T-shirtsです。
パッケージはこんな感じ。アメリカ流通品に準拠したデザインですね。ただ、モデルの顔の部分がカットされていますけど。
アメリカ流通品では「freshIQ」という、匂いを防ぐ効果がある?素材らしいことが明記されていますが日本向けにはありません。代わりに?日本向けのものには「綿100%空紡糸」と明記されています。私としてはこちらのほうがその素材がはっきりわかるので嬉しいです。しかも裏面にも
アメリカのTシャツによく使われている、空紡糸(オープンエンド糸)使用。ドライタッチでソフトな感触が、独特の心地良さを感じさせます。
と、更に詳しい説明が。
これは日本の法人が企画した、日本人の体型にあったパターンを採用している製品。少し前までは中国製がメインだったと記憶しているのですが、ここ数年はベトナム製に移行しています。それもあっての購入です。
1月にアメリカで購入した同じカテゴリーのT-shirtsはやはり労働賃金の安いドミニカ共和国やハイチの生産品が多いのですが、どんな風に違うのか自分で試してみたくて購入しました。なんだかんだでやっぱりT-shirtsと言えばHanesの世代なので。
T-shirts自体はアメリカ向けと同じ仕様で、タグレス、ネックテープ付き、comfortsoft。
でも日本向けは「Hanes」の文字が赤字ですね。アメリカ向けは黒字で、赤字はクラシックラインに使われています。
そして今回購入したベトナム製のcomfortsoftには右上にⓇマークが付いています。1月に購入したアメリカ向けのものはⓇではなく、TMだったのです。
着てみたのですが、確かにアメリカの黒タグのComfortsoftに近いですね。感覚的なものですが、こっちの方が少し生地が薄いような気がしましたが。
でも「ジャパンフィット」と銘打ってるだけあってこちらのほうが着たシルエットがスマートですね。無駄がない。
購入した場所は福井県が本社の郊外型スーパー:プラント。新潟県内にも数店舗ありまして、以前友人が「プラントで900円くらいで売ってたので買った」と話してくれたのが頭の片隅に残っていまして。その話を聞いたときは並行輸入とかで安く売ることができたのかなぁ、と思って聞いていたのですが現物を見たら日本で流通している正規品でちょっと驚き。この値段で売ってるのか、と。3枚パックではなく、2枚パックですが、それでも税込¥961ですから一枚¥500しないんですから。数十年前のHanes赤パックは3枚パックが¥3000以上してたので一枚¥1000くらいという感覚だったんですけどね。
オフィシャルサイトでは既に売り切れているようですので出回っている在庫限りになるんですね。
ちょっと気になったのが商品名がオフィシャルでは「【2枚組】オープンエンドクルーネックTシャツ 17FW グローバルバリューライン ヘインズ」。
「17FW」ってことは定番ではなく、季節商品扱い?春夏は仕様変更が行われるのかそれが今から気になってます。
1). 両袖のピーク幅 81cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 68.5cm
3). 脇幅 49.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
因みに下のサイズ表記がアメリカ流通品のComfortsoft、黒タグです。随分サイズが違いますね。
1). 両袖のピーク幅 84.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 76.5cm
3). 脇幅 54.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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