GILDAN Ultra Cotton “Honda 50th Anniversary” T-shirt circa 1998

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回はホンダの創業50周年記念のノベルティーT-shirtです。

GILDAN Ultra Cotton “Honda 50th Anniversary” T-shirt circa 1998

私は本田宗一郎氏を尊敬していまして、バイクはスーパーカブ110(丸目ライトの熊本工場アッセンブル車)、車もHONDA車です。

「高級車」とか「ステイタス」とかいう言葉にはあまり縁はないですが、壊れないし、素晴らしい工業製品だと思います。きちんとこっちがメンテさえしていれば安心して命を預けられる乗り物だとも。

なのでこの50周年記念のT-shirtなんてオーナーとしてはかなり持っていて誇らしい気持ちになります。

ですが、これ。なんと作ったのはカナダのHONDAなんですよね…….日本じゃない。

それを証明するがごとく、袖にはメイプルリーフのシンボルが。

で、このT-shirtを見る度に思うのはfacebookでのHONDA UKの投稿。思うんですが、HONDA UKが世界中のHONDA企業で一番本田宗一郎氏にリスペクトを捧げているような気がするのです。

日本の本社よりも。

誕生日になれば「HAPPY BIRTHDAY」とニコニコした本田宗一郎氏の写真とともにポストするし、時々思い出したように関連記事をあげてきます。日本では「いつまでも本田宗一郎とか言ってるんじゃないよ」と揶揄する人もいるからかもしれませんが、創業者であることは変えようがないのですからどんどんやってほしいものです。

さて。

これはGILDANのT-shirtが使われています。カナダのHONDAが発注したんだからカナダのアパレルメーカーのGILDANで作るのは正解です。

ただ、正直私はGILDANの素材がちょっと苦手です。ゴワゴワし過ぎというか。毎度言っちゃってますけど。

ただ、これ、カナダ以外のマーケットではかなり珍しい物件。なぜなら素材表記が

100% COTTON PRESHRUNK
ASSEMBLED IN HONDURAS
OF CANADIAN COMPONENTS

なんです!

普通の人よりも多くのT-shirtsを見ている自負はあるのですが、これはレア。

GILDAN Ultra Cotton “Honda 50th Anniversary” T-shirt Front Artwork circa 1998

フロントプリントはバイクの形を落とし込んだ「50」の文字の下に「anniversary 1948 HONDA 1998」。

GILDAN Ultra Cotton “Honda 50th Anniversary” T-shirt Back Print Artwork circa 1998

バックプリントは大きくホンダウイングのロゴとその下に「Celebrating the Dream」。

仕様は1990年代後半から変わらない、ネックリブのダブルステッチ仕様、肩もダブルステッチ。サイズはLARGEですが、同時代のHanesよりも大きめです。あと袖が割とストレートに裁断されて付けられていますね。多くのT-shirtsは肩から脇にかけてカーブを描くのが常なんですがこのパターンもあまり見ませんね。

GILDAN Ultra Cotton Tag circa 1998

タグは1990年代後半のものと変更点はないようですが、素材表記の文字数が多いせいか?ちょっと印刷がずれている?みたいです。

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 90cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 72.5cm
3). 脇幅 53.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 21cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2.7cm

size: LARGE

因みに今日11月17日は創業者・本田宗一郎氏の生まれた日です。この日に合わせてこのT-shirtの記事をアップしました。

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