POWERSPORT by ONEITA  “Hands-On Experience.” Mac OS8 T-shirt circa 1996

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回の物件は1996年のWWDCで行われた「コープランド」のお披露目の際にハンズオンセミナーに参加した人に配布されたT-shirtです。

POWERSPORT by ONEITA  “Hands-On Experience.” Mac OS8 Giveaway T-shirt Tag circa 1996

NEXT OSとのハイブリッドを夢見て開発されたOSで、結局は一部の機能しか搭載されない(出来ない?)ままMac OS8として1997年に世に出たのはあまりにも有名な話。

このT-shirtの出自は名著「Apple T-shirts」(1997年刊。廃刊)P53 にも掲載されています。

既に絶版であり、お目にかかれる機会がそうそうなくなってしまったので以下抜粋です

This shirt was given to people attending the Mac OS 8 Hands-on Lab at the 1996  Worldwide Developers Conference. About 2200 people passed through the lab and got to closely examine a pre-DR1 version of Copland.

This shirt was later received by Apple employees at an off-site at Blackberry Farm in Cupertino.

T-shirtはONEITA POWERSPORT。通常ONEITAは「POWER-T」というブランドを目にするのですが、ワンランク上っぽいことをタグが証明しているかのよう。なんせ全部刺繍です。

POWERSPORT by ONEITA  “Hands-On Experience.” Mac OS8 Giveaway T-shirt Front circa 1996

ONEITAは創業自体は古く、1893年。しかし100年後の1998年にONEITA INDUSTRIES, INC.として倒産し、その歴史に幕が閉じてしまいます。

ネックリブがダブルステッチ仕様、なのに現在ではスタンダードになっているネックテープがなく、タグはネックリブに一緒に縫い付けられている、気づかないけれど気づけばちょっと驚く仕様。

最近では復刻したチャンピオンのT1011でしか、お目にかかっていない仕様ですね。

フロントの「8」の数字はその後OS8のパッケージにも使われました。

POWERSPORT by ONEITA  “Hands-On Experience.” Mac OS8 Giveaway T-shirt
Back circa 1996

タグは

POWERSPORT
BY ONEITA
PRE-SHRUNK
100% COTTON
PRE-ENCOGIDO 100% ALGODON
FABRIC MADE IN U.S.A. SEWN IN JAMAICA
TELA HECHO EN LOS E.U.A
COSIDO EN JAMAICA
LARGE/GRANDE

size chart fig.2

1). 両袖のピーク幅 96cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 21.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17.5cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm

広げてみてもわかる大きさなんですが、身丈がこの時期生産された他のT-shirtsよりも短いので着てみるとそれほど「着せられてる」感じはありません。Beefy-Tよりもごわっとした感じで素材はGILDANに似てるかも。

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