Nike Dri-Fit Medalist T-shirt #891427-474 circa 2018

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回の物件はナイキの定番「Dri-Fit」関連のT-shirt。2017モデルも購入してますが、なんか毎年「今年はどんなんかなぁ?」とオフィシャルサイトを覗いてしまいます。

Nike Dri-Fit Medalist T-shirt #891427-474 circa 2018

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Production will be running on June

先日マネージャーからメールがありまして、生産スケジュールが6月になったとのこと。

と言うことで6月に生産完了>輸送、税関、新潟まで到着、まで完了するのは7月中旬でしょうか。その間に販売方法をきちんとしておきたいと思ってます。

H&M “Totally Awesome” T-shirt circa 2018

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回の物件は家族で買い物に行った際にせがれ用として購入したもの。ファストファッションの世界的ブランド「H&M」のT-shirtです。子どもの日の前日ですのでそれにかこつけて。

H&M “Totally Awesome” T-shirt circa 2018

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hommage Prototype #RA001 4th.Revision T-shirt circa 2018

ようやく届いたサンプル品のお披露目になります。

身幅の修正などで仕上がってきた感想は

いいね!??

です。1980年代のほんの一時期流通していたパターンを落とし込んで21世紀用に色々手直しをしたのですが、今回は非常にキッチリと作り込んでくれた印象。

身幅などの数値をぴったりで作って来たのにはちょっと失笑ですが。

最初から出来るんだったらこんなに四苦八苦しなくて済んだのに、と(笑)。

サンプルとしてはほぼ完璧。文句なしです。

hommage Prototype #RA001 4th.Revision T-shirt circa 2018

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Ready to Ship to US

ラベルがようやく完成して届きました。これからこれをアメリカに郵送します。

アートワークにも明記されていますが、私が販売するT-shirtsはNYに本社があるRoyal Apparelに別注としてオーダーしたもので、ここは「MADE IN USA」を売りにしている数少ないブランドの一つです。別注と言ってもRoyal Apparelの現行モデルにいっちょ噛みでダブルネームというものではなく、パターンもこっちが指定、一緒にサンプルも送って、いわゆるファブレス的な発想でオーダーした全くの別物です。

ラベルにブランド名表記も紆余曲折があって最終的に許可をもらっています。
以前もブログで書きましたがラベルは日本製がいいということで国内の会社にお願いしたものです。ただ、次回は別の会社で別の素材、やり方を試してみようかなとも思っています。

hommage T-shirts 1st. lot clothing labels

hommage Prototype #RA001 4th. T-shirt circa 2018 – The samples are ready

先日待望の「サンプルできました」メールを受け取りました。送料を支払い来週には届くのではないかと思っています。

修正・訂正を繰り返したサンプルT-shirtsは果たしてどうなっているのでしょうか?

前回取り上げた肩幅の件では1インチ戻すとディテールが崩れるよというような説明をもらいました。パターンのレイアウトが添付されて来て、それを見ると脇下と同じになりそうな感じでした。数字だけ見るとそんなことはないのですが、こうやって容易に想定できるビジュアルで提示されるとイメージが掴みやすいですね。勉強になります。

hommage Prototype #RA001 4th. T-shirt circa 2018

先日マネージャーからのメールにスペックシートが添付されて来ました。これで問題なかったら承認してそれから本生産前のサンプル製作にとりかかるのですが、20箇所ある寸法をチェックしていくとまたもや「あれ?」と思うところが。

肩幅ですね、今度は。

こちらが送ったサンプルよりも1インチ小さくなってました。正直こちらが用意したサンプルもかなり私にはジャストで「もう1インチ大きくてもいいかなぁ」なんて思っていたので1インチ小さくなっているサイズは承認できるスペックではありません。

ですので「元のサンプルのように1インチ大きくしてほしい」と返事を出しました。

ところが、ニューヨークは悪天候のため会社が臨時で休みになったようでオートリプライでその旨返信されて来ました。

返事くるのは今週の中頃くらいでしょうかねぇ、この調子だと。まだ商品になるには時間がかかりそうです。

hommage Prototype #RA001 3rd. T-shirt circa 2018

先週言及した紡績機の問題。考えて出した答えが

「だったらワンサイズ小さい数字をあえて使ってみる」 でした。

Lサイズで22”を指定していましたが、私が送ったサンプルは21 3/4”でした。これでやってほしいとお願いしたのですが細かいサイズ指定が出来ないというので22”で決定したのですが、こんな問題が生じたのでMサイズ用に指定していた20”でやってみることに。

きっちりこのサイズで生産できないというデメリットを活かすのはこの方法しかないかな、と思います。

おそらく仕上がりは20.5”~21”で仕上がってくるんじゃないかな、と。この範囲で生産もできるのならば御の字です。

実はHanesのJAPAN FITと呼ばれているT-shirtsの幅は20”ちょっとなんですよね。Lサイズで。

生産先のRoyal Apparelの定番Tは22”で生産されていて「ちょっと広いかな?」なんて思っていたので21”でできるようだったらすごくいいのですが、こればかりは運です。サンプルが出来上がってみないとわかりません。こんな時だけキッチリ20”で出来てきたらちょっと泣きそうです。まぁそれが無理と言われたので運に任せるしかないわけですが。

不思議なのは大量生産している現行モデルはまぁサイズの数字は合っているので同じようなことができると思いがちなんですが、カスタム用は違う紡績機を使うのでしょうか?工場をみてみないとこれはわからない事情ですね、きっと。

ともあれこのアイデアをマネージャーに伝えたらOKが出たので数字上は大丈夫のようです。

ただし、また問題が。

ワンサイズづつ下げて行くとSにはXS用の身幅を使うことになるわけですが、この解釈で行くと単純に2インチダウンでいいじゃないか、なんて思ったのですが

これより下のサイズの生産は出来ない」 だそうです。

XSサイズの展開をしているはずなのですがなんでだろう?

ここで気付いたのは「だからキッズ用には丸胴のT-shirtsがほとんど存在しないのか!?」ということ。真相はまさにここなのでしょうか?

まぁでも正直Sというサイズはあまりメンズには必要ないのかな?なんて思ってはいたので思い切ってM,L,XLの3サイズ展開にするつもりです。タグはすでにSサイズ用も発注しているのですが、それは次回、別の素材で展開するときのための保留在庫としてとっておこうと思います。

これによって、最低生産数での割り振りも変わってくるのでそれを向こうのマネージャーに伝えました。

果たして三度目の正直と行くんでしょうか?

hommage Prototype #RA001 2nd. T-shirt (is still NOT coming yet) circa 2018

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

先日マネージャーからメールがありました。セカンドサンプルできました、と。

ただし。

現物はまだ送られてこないのですが、向こうも事前に察してしまったのか、添付写真がありまして、そこには問題の身幅に言及していました。

サンプルは向こうのストックの生地を使っているはずなのですが、紡績機のコントロールがうまくいかずデータの数字通りにどうしても作れないらしいのです。許容範囲というか、いわゆる「余裕」「捨て寸」などと呼ばれるようなまぁ誤差の範囲として認めてね、というのは1/4インチらしいのですが、どうしてもそれを超えてしまうらしいのです。

写真のセカンドサンプルは身幅のサイズが1インチ多い23インチを指してました。

そして紡績機の仕様で身丈の長さはいくらでも指定できるけど幅は無理、と。おおざっぱに2インチとびのサイズ用しか設定できないみたいです。

これはこちらがT-shirtsの基本構造であり重要だと(個人的に)思っている丸胴仕様にこだわっているためです。

ですので向こうからも「どうします?」という問いと、代替案として「2枚仕立てだったら簡単に指定のサイズにできます」と。

なんやかんやで今年の新潟の春のようにまた少し遠ざかってしまいました。

hommage Prototype #RA001 1st. T-shirt circa 2018

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。

T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。

今回はようやくお披露目となる、当社の製品のプロトタイプになります。

hommage Prototype 1st. version made in USA circa 2018

去年の夏に東京のサンプル制作会社に発注していたパターンを元に実際に生産を行うニューヨークのRoyal Apparel社にパターンとサンプルを送り、それを計測してもらって、更に微調整を加えてのこれ。ブログでその過程を簡単に書いてはいましたがようやく手元に届きました。

素材は100%Ring Spun Combed American Cotton。4.4oz/yd。これを薄いと感じる人も多いかもしれませんが、一年中着ていられる生地としてはこれがベストだと思います。

この大手メーカーでもアメリカ国内生産品の生地を手に入れられるか最終的にわからなかったためスケジュールに遅れが出てしまいました。

ネックリブはバインダーではなくシングルリブ仕様でステッチも見えないシンプルなデザインにしました。

1980年代のT-shirtsはほとんどそうだったし、私はこの首回りをスッキリ見せてくれる意匠が大好きです。

頭にあるのはやっぱりHanes、とりわけ10代の頃に愛用していた赤パック、そして少しそれよりも高額だったBeefy-T。

このT-shirtのアウトラインパターンは1980年代の、個人的に一番カッコいいと感じたT-shirtをもとに再構築しています。

(因みに現在の多くのT-shirtsは生地の無駄が発生しないように割と直線的なシルエットになっていると思います)

それゆえ、「オマージュ」なのです。

ただですね。

問題が。

最終的に承認した細かいサイジングの中でも重要視している身丈と身幅ですが、届いたこれ、身幅が広すぎる….

箱から出した時点で「あれ?!」と思ったのですが、これじゃあ「大きい人用」だよ….

計測してみるとお願いしたサイズよりも1.5インチ(4cmほど)幅広。これじゃあ肝心のアウトラインも台無しだし、とりあえずと試着もしましたが、「着せられてる感」が前面に出て全くカッコよくない…

この写真からでもなんかアンバランスというか、大きめな感じは伝わると思います。
よってこれを元にウエブストア用のサンプル写真を撮ろうと思っていた計画も頓挫。
これじゃあ売れないと思いますから。

なぜあれだけ細かくサイジングしたのにこうなったのかマネージャーに聞いてみたいと思います。またサンプル、作り直しですわ。

トホホ(泣)。