American Eagle、日本撤退だそうです

共同通信が配信したニュースになります。アメリカのカジュアルウェアの「アメリカンイーグル」が今年いっぱいで撤退とのこと。

日本販売総代理店の株主でもある青山商事がアナウンスしたようです。確かに配信後の26日にはアメリカンイーグル日本公式サイトでもアナウンスがされています。

本家のAmerican Eagleが破綻したということではないようですが、ちょっと寂しい気も。ファストファッション一強みたいなのはあまり健全ではないとも思うのですが……

Proudly made in The USA….Really?

8月のブログで2019年に発売のMac Proは中国製に戻る、なんて書いたのですが、その後トランプ政権の対中関税策で流石にどうしようもないと観念したのか?Appleは9月下旬のプレスリリースで「テキサスでMac Proを作ります」とアナウンスしました。このファクトリーは前モデルのMac Proを生産していたところでもあるんですが、だったら最初からここで作り続ければいいじゃんと普通なら思っちゃうんですが、そういうところでも渋々感が否めないというか。

でも頑張って欲しいなぁ。

ということで8月のブログの追加訂正でした。

Apple works with more than 9,000 domestic suppliers across the country, including at this Mac Pro manufacturing facility in Austin. Courtesy of Apple Inc.

 

どうする?どうなる?「MADE IN USA」

いつも有難うございます。お盆休みに入りますがちょっと気になった記事がありましてそれを軸にちょっと書きました。

hommageで販売しているT-shirtsは「MADE IN USA」という、現在世界中で販売されているT-shirtsのほんの数%のシェアしかない、レアというよりは既にマイナーなものになっています。

もともと下着扱いだったT-shirtsを今の地位に押し上げた国がアメリカであり、それに貢献したブランドのほとんどがアメリカンブランドだったのもかかわらず、です。

何もアパレルだけでなく、既にアメリカの産業界は自国内できちんと作ることができないほどに低下したのでしょうか?

ここのエンガジェットの記事がなんとも象徴的、というか。記事のキモを引用しますと

アップルが2013年12月に満を持して発表したMac Proは、ティム・クックCEO本人がテレビ出演して「Made in USA」をアピールするほど力の入った製品でした。

しかしNew York Timesが伝えたところによると、いざ米テキサス州オースティンでMac Proの製造を始めてみると、その組立に不可欠なネジを、満足に確保できない状況に陥ったとのこと。アップルが発注した米国内の工場では、このネジを1日に1000本を作るのがやっとであり、匿名を条件に証言した3人の関係者はによれば、Mac Proを米国内で製造する試みは大失敗でした。

確かにこの代のMac Pro、通称ゴミ箱は発表当時その「?」なデザインよりも「MADE IN USA」を大々的にアピールしていました。随分前からアメリカ国内に工場を作るという噂が現実になり、フラッグシップ機を製造することでアメリカンブランドに更に付加価値を与える、というのはアメリカの一企業ではなく今や世界屈指の「ブランド」になったAppleとしては念願だったと思います。

でも2019年に発表された新型Mac Pro。性能は飛躍的に上がりましたがデザインはG5時代の焼き直しに見え(この形が手の入れようもないくらい完成しているのでしょう)、大々的にアピールしていた「MADE IN USA」から前の「ASSEMBLED IN CHINA」に戻ったようです。

これを読んで「思ったよりもアメリカの労働環境って深刻なのかな」と。雇用や賃金などよりも現場のスキルが。

40代より上の「MADE IN USA」を体現している人には「そんなもんだろ、アメリカ製は」というコンセンサスもありましょうが、一向に向上しないところが…..

ともあれ「頑張って欲しい」としか言えないです。

そして「something special」な体験をさせて欲しいです。

Lightning Archives別冊 “Vintage T-shirts”

というムック本を先日見つけて購入しました。

やはり「発祥の地」ということでアメリカンブランドがほとんどを占めて1950年代から1990年代までのプロダクトが写真とともに紹介されています。

掲載されているT-shirtsは巻末のクレジットの「掲載店リスト」という紹介からもわかるように古着屋さんで販売されているものからピックアップされた模様。

時代とともに変わっていくディテールなどはあまり述べられていませんが、このムック本のコンセプトの伏線になっている「グラフィック」はその時代を生きてきた人が見たら「あぁそうだったなぁ」とちょっと懐かしい思い出が蘇るかもしれません。

そんなムック本にリスペクトで傍に1970年代のHanesを並べて撮ってみました。
因みにこのタグのHanesはムック本にも掲載されておらず、このブログでもまだアップしていませんので採寸、下書きと撮影が終わったらアップしたいと思っています。

What’s the beauty of Tees? vol.21

一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。

そんなことが極力起こらない様に今日は発売予定のT-shirtsについて。

10月に発売予告をしていたのですが、気になることがありまして未だ未発売状態が続いております。

それは素材の縮み具合について再確認したかったためなのです。

別注扱いで生産をお願いしたRoyal Apparel社の定番Tである5051T。これが実は結構縮むのです。

カスタムオーダー前にリサーチも兼ねて半年ほど着込んだのですが、オフィシャルアナウンスよりも縮んだ感じがありました。5051Tは新品時は一般的なアメリカンTと同じ様な身丈でしたので縮むと日本人には割と違和感なく着ていられます。

それを踏まえてのオーダーでしたが全く同じ素材を使っているわけではないので販売前にどれくらい縮むのかモニタリングしてから発売しようと。

そこで当社のRA1001を4ヶ月ほど数着を必ず週イチづつ着るようにして、ようやく先日採寸と相成りました。

平均値を取ると新品時の90%くらいの身丈になってました。最初は「薄いかな?」と思ったコットンもこのくらいになると生地も詰まったような、いい風合いになるのですが、如何せん想定外の収縮率です。

3月中にはこのネガティブともとれるポイントもきちんと説明を加えて購入の際の参考にしていただくようにして販売したいと思っておりますので宜しくお願い致します。

ただし、この収縮率の生地を使い続ける場合、男性が着るにはちょっと脱ぎづらい長さかなとも思いますので、次回は若干の修正をして生産する予定です。

Brooks Brothers アメリカンスタイルの200年展

新宿の文化学園服飾博物館で10月5日から11月30日まで催されている「Brooks Brothers アメリカンスタイルの200年展」に行って来ました。

日本ではお初と言えるブルックスの歴史を俯瞰するイベントですが、多分これ、アメリカ以外の国でも初めてなんじゃないかな?と思います。この辺はアメリカから初めて外国に出店したのは青山店という偉業にも関係するのではないでしょうか。余談ですがAppleも初の海外店舗は日本の銀座店でしたね。

文化学園服飾博物館/Brooks Brothers アメリカンスタイルの200年展

館内は「フラッシュを使わなければ撮影オッケー」でしたので貴重な資料(衣服)を撮らせていただきました。

金看板のボタンダウンの展示は当たり前としてどういう視点で展示するのかかなり期待していました。ブルックスの歴史はタイトル通りアメリカンスタイルの歴史ですから。

で、まぁざっくりいえば「アメリカ歴代大統領のほとんどが着用するほど権威ある」ブランドというところに落ち着きそう。リンカーンが着用したフロックコート(のレプリカ)やルーズベルトがわざわざオーダーした軍服などが目玉でしょうか。

ブルックスブラザーズの創業者が英国からの移民という出自のためか初期の製品には「MADE IN ENGLAND FOR BROOKS BROTHERS」「 MADE IN SCOTLAND FOR BROOKS BROTHERS」「  MADE IN NORTHERN IRELAND FOR BROOKS BROTHERS」というラベルが結構あったのが印象的でした。時代的に英国製は高級品だったのかな、と。

他にはフランスラコステに発注した鹿の子ポロシャツなども「へぇー」と驚きました。説明にもありましたがコラボの先駆けとも言えます。

お客さんは意外にも若い層ばかりでした。20代から30代といったところ。しかも女性が多いのですが、みなさんコンサバとはかけ離れているようなファッションだったのが印象的。これは場所が場所だったからかな?

対してIVYど真ん中の世代(団塊と50代前半)はほとんどいませんでした。平日だったからでしょうか、これは。

私個人の意見としてはヨーロッパスタイルとは違う決定的なポイントとしてボタンダウンやスーツのシェイプにもうちょっとフォーカスして欲しかったな、と思いました。

子どもの頃再放送で見た「奥様は魔女」で広告代理店に勤めるダーリン(初代:ディック・ヨーク)がいつも着用していたボタンダウンと3つボタン上2つ掛けのスーツ、そこにいわゆるIVYカットのコーディネートが子供心に「カッコいいなぁ」と感じていた自分としてはその組み合わせが一着も展示されていなかったのが至極残念でした。

Apple T-shirts by Gordon Thygeson

今回はちょっと視点を変えてみまして紹介するのは「Apple T-shirts」という1997年発行のハードカバー書籍です。私がアップル関連のT-shirtsを紹介するときに度々参考書籍としていますのでご存知だと思います。

今では絶版になっていてアマゾンで中古をチェックするとかなり高額なのに驚きます。因みに定価は$39.95でした。私は2000年くらいの絶版前に購入していたので¥5000ほどで購入しました。洋書なので妥当なお値段と言えます。

Apple T-shirts by Gordon Thygeson 1997

著者は膨大なアップル社内で作られた、多くはプロジェクトチーム用であり内輪向けに作られたようなT-shirtsをAppleの歴史に寄り添う形で紹介しています。

残念ながらジョブスが舞い戻り、iMacと共に復活するところは発行年からもわかるように掲載されてませんし、続編も出ていません。

ただ個人的に思うのは「21世紀になってからのAppleのプロモT-shirtsや社内用のT-shirtsは非常にコントロールされてるな」という印象です。シンプルでカッコいい。フォントもコーポレートフォントを使ってますし。

この本に掲載されている、主に1980年代のプリントはそういったルール自体あまりなかったのか、非常に自由です。これこそがAppleの社風といわんばかりに。

うろ覚えですが別の本(確かアップルコンフィデンシャルだったと思いますが確かではありません…)に「新しいプロジェクトが生まれてチームができるととりあえずT-shirtsを作る」みたいなことが書かれていて「アメリカ、すげー!」と驚いた記憶が。

今のアップルではわかりませんが、オークションサイトを覗くとGoogleやFacebookも同じように沢山のプロジェクトに沿った社員用T-shirtsが作られているのがわかります。そういう風土なんですねきっと。

Apple T-shirts by Gordon Thygeson 1997

オールカラーで掲載されているので見ててもとても楽しいのですが、本のコンセプトにフォーカスしていますのでボディに使われたT-shirtsには一切言及もなく、見当もつかないくらいアップで撮影、トリミング編集されています。

ボディも俯瞰で撮ってくれてれば時代の証言としても二重に有効だったのでは?とこちらも残念でなりません。

燕市:原田乳業株式会社ラクトコーヒー

新潟と言えばお米と酒。すぐに出て来る答えですがその他には?となると「スキー」「温泉」でしょうか?

まぁ他にも色々あるのですが、それが他県の人に認識されていないものもかなりあるんです。

ここではそんな「新潟に来たついでに手に入れられるような」ものをピックアップして紹介したいと思います。

本業は新潟県とはあまり関係ないアメリカ製T-shirtsの販売なんですが、「こんなものがあるんだΣ(・□・;)」と興味を持っていただければ幸いです。

今回は燕市に本社と工場がある原田乳業のコーヒー牛乳です。現在の私からすると新潟県内で生産販売されているコーヒー牛乳の中では一番好きです。まさに「常飲」していると言っても過言ではありません。歯医者さんからは「虫歯になるからやめろ」と言われているんですが……

燕市:原田乳業株式会社ラクトコーヒー

ただ、なかなか売っているところがすぐには見つからないのが難点。主なところでは三条市県央のAEON、長岡市内のスーパー「ウオロク」、新潟市では燕寄りということなのか、西区のウオロク(大学前店)、そして清水フードセンターなど。

以前は長岡市に住んでいたので長岡市内のウオロクまで車を走らせれば必ず手に入っていたのですが、新潟市内ではまずその確保先を見つけるのが大変でした。

幸い、近所にできた清水フードセンターがこの原田のコーヒー牛乳と会津のべこ(べこの乳発コーヒー特急)という、奇跡的なチョイスを日配品として販売しているので私の喉が乾くこともなく平穏な日々を過ごせています。

お値段は1リットルで¥198〜¥228くらいで販売されています。200mlも販売されていますが500mlは存在しません。味は毎日ドリップしているだけあってコーヒー感の強い口に入れた時にガツンとくる味。昔はもっと味が濃かった印象ですが、まぁ昔の印象は曖昧だったりしますから。

原田乳業では「マイルドコーヒー」という特売品扱いの商品もあるのですがこちらはあまり興味がないので一度しか飲んだことがありません。原材料からもわかるように雪印系のコーヒー牛乳ですね。