一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は2021年にリリース45周年を記念して発売されたピンクフロイドの名盤:「Wish You Were Here (日本でのリリースタイトルは「炎」)に関連したT-shirtになります。今日はオリジナルアルバムがリリースされた9月15日(1975年)なのでそれに因んでこれをアップします。
このアルバム、大好きなんですよね。Pink Floydの作品の中で一番好き。聴きやすいし美しい。なんとなく1970年代の香りも今だにするし。でも現在でも耐えうる古色蒼然とは無縁なクオリティ。ジャケットデザインもあのヒプノシスが手がけているし。
去年録画していた海外ドラマ:COLD CASEをやっと観終えたのですが最終シーズンであるシーズン7のとあるエピソードのエンディングを飾る曲に「Wish You Were Here」が使われていて(wikiではシーズン7第17話:Flashoverとなっています)非常にハマっていたので「あぁやっぱいいなぁ」とまた聴き返したり。
このT-shirtはそんなリリース45周年にあやかってリリースされたもの。フロントプリントは左胸部分に「WISH YOU WERE HERE」、そしてバックプリントは45th ANNIVERSARYの文字と共にこのアルバムのキービジュアルであるイラストが。イラスト内に小さくコピーライト「©2020 Pink Floyd (1987)」と入ってます。
ボディに使われているのはLANE SEVEN APPAREL。私はお初の物件なのですが、どうやらカリフォルニアが拠点の会社のようです。卸なのか小売もするのかサイトでは書いていませんね。素材は100% Pre-Shrunk Cotton、丸胴仕様でシングルリブネック、ネックテープは肩まで通っています。素材はおそらく4.3ozでしょうか。
ただこれ、2023年現在この仕様のT-shirtがサイトには掲載されていないんです。全部2枚仕立て。アメリカのファストファッション寄りのアパレルメーカーは丸胴を廃止する傾向が顕著なんですが、ここも「以前はあったけどやめた」というパターンなんでしょうか?だとしたらそう言う意味でもこのT-shirtはアーカイヴ要員なのかも。
そして生産国はパキスタン。ナイキのソックスとかでは割と見かけましたが、T-shirtsってここまで私が公開したワードローブの中ではDickiesがベースのRick Astleyのだけですね。
タグは縦長の二つ折りタイプ。サテンではないので洗っていくとくしゃくしゃになっていくと思われます。
アニバーサリー関連はリリースした年代も特定しやすいので買った後でも検証が簡単でいいです。
でもピンク・フロイドの本丸ってコンサートツアーT-shirtsですよね。多種多様なイカしたデザインが多いし、今ではリプロダクションも多く販売されているのでハマりそうではあります。
まぁでも疑問なのは「何故あと5年待てなかった?」。「Dark Side Of The Moon」なんてリリースから50周年ってことで今年はいろんな意味でお祭り騒ぎだったというのに。何故「45」周年?
まぁ確かにアニバーサリーボックスセットは2021年にリリースされましたけど、わからん…..
1). 両袖のピーク幅 87cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 78.5cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 17cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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