一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はまさに前口上通りの一品になります。GILDANのスタンダードT-shirt。先日チェックがてらドン・キホーテに立ち寄ったらしっかり仕様変更されてたものを発見したので購入しました。
いくつか陳列されているものを見てたら「またタグの変更があったのか」くらいに思ってたのですが、なんと!個人的に一番嬉しい「ダブルステッチ仕様からシングルリブへの仕様変更」が!
仕様変更の途中経過なので在庫が混在していましたがその中から新しいものを数枚選んで購入してきました。わたし、見た目ではダブルステッチ仕様が好きではないのでほんと、よかった!あとティアウェイタグじゃなくなってたのも嬉しい。切り取るの前提の素材なのでクシャクシャになるのは本当に不快で嫌だったんですよね。いつもなら「これから手に入ることはない」旧仕様のほうを手にするのですが、今までのGILDANの仕様が好みではない私としたらこの仕様変更は吉報。新しい方を迷わず手にしました。
帰宅してからGILDANの輸入代理店である三浦商事のサイトを見ると載ってました、仕様変更のお知らせが。
いくつかありますので詳細はそちらで。
でもやっぱりここのニュースリリース、タイムスタンプがないんですよね、相変わらず。パッと見、いつ発信したかわからず。
サイトのページソースを除くと画像のファイル名が日付になっているのでどうやら2022年初頭には変更されているのがなんとか判明。
ここ数年でタグが三回変更されています。グレイのティアウェイが短命だったのかな?これでカナダの巨人もタグに関してはアメリカのアパレルメーカーのトレンドに沿ったことになります。残るアメリカHanesもタグあり>タグレスにしてましたが少し前から再び物理的なタグを復活させたり、結局なんだったんでしょうかね、この10数年のムーブメントは。
で、このモデルナンバー2000ですが。お店の在庫を一通り見たらドミニカ共和国とハイチ生産品でした。2021年モデルで目にしたニカラグア生産品は見当たらず。私はとりあえずどちらも購入。ステッチの感じやらを比較したいから(笑)。今回のこの白Tはドミニカ共和国生産品です。
仕様としては6oz100%コットン、丸胴仕様、袖口の広さやシルエットは今までのGILDANとほぼ変わらず。
あとここで重要なのが日本のサイトでは控えめに明記してるんですが、なんと「US COTTON」の表記が。
コットンをアメリカ製に切り替えてます。そのせいなのか、6オンスのヘヴィーウェイトT-shirtなのに以前のお約束だったギルダンのゴワゴワ感が薄まり幾分ソフトな手触りに。1990年代のBeefy-Tみたい。この先祖返り?は大歓迎。しかも本当に6ozなのか?と思うくらいに厚手感がないんです。
他にはOEKO-TEX100認証にもなったようで。どこに使ってるものがそれなのかはわかりませんが。タグにしてはちょっと違うような気もしますが。
そのタグですが、どうやらこれ、ヨーロッパ向けプロダクトのようで、タグ裏面にはディストリビューターはヨーロッパばかり明記されてます。数カ国語表記ですがここでは英文だけ抜粋。
imported into EU by
Gildan Activewear (UK) Ltd
5 New Street Square
London, United Kingdom EC4A 3TW
Reg. #03929879
Gildan Activewear EU Srl
Avenue Louise 65 box 11
Office 220 1050 Brussels,
Belgium
着てみてfeel betterだったら少し色褪せてきたGILDANのT-shirtsを処分して買い換えていこうかと思います。
1). 両袖のピーク幅 85.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 74.5cm
3). 脇幅 53cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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