一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は世界一有名なレコーディングスタジオ:Abbey Roadがオフィシャルサイトで販売しているヴィンテージロゴがフロントにプリントされたT-shirtになります。購入する数年前からサイトのアイテムを諸々チェックはしていたのですが2021年に創設90周年記念なのかな?そのタイミングでリリースされたのを見て他にも欲しいものがあったので一緒に購入してみました。
基本的にここで販売されているのはAbbey Road Studioで録音された所縁のあるアルバムをモチーフにしているのですが、まぁやはりここを有名にしたのはThe BeatlesということでThe Beatlesだけは個別カテゴリーが作られてますね。T-shirtsはThe Beatles以外では唯一Pink Floydの「The Dark Side of the Moon」の意匠がプリントされたT-shirtのみでした。2022年現在もそれは変わっていないようです。
ロゴの意匠は1960年代から1970年代にスタジオで働いていたAlan Brown氏によるもの。サイトの説明を引用すると
Part of Abbey Road’s Vintage Logo Range. Based on an original hand-drawn design by ex-studio designer and special projects manager Alan Brown who drawing on his interests in calligraphy and lettering was tasked with designing a new logo for Abbey Road while working at the studios in the ’60s and ’70s.
とのことです。いかにも時代な若干サイケデリックなロゴですよね。
ボディに使われているのは英国Continental Clothing。ここで私ちょっと小躍り。Continental Clothingはネック部分にタグを付けず、サイズ表記の小さなものだけ付けているのですが、Abbey Road Studioオリジナルアイテムですのでここではオリジナルのタグがネックテープ上から縫い付けられています。サイズ表記のタグはその下に隠れてます。このロゴもこの数年前から使用されているロゴですね。
素材は100%オーガニックコットン。4.3oz。ネックリブはダブルステッチ、ネックテープは首裏部分のみ、二枚仕立てといった、Continental Clothingデフォルト仕様です。生産はバングラデシュ。
けれども今回ここで変更点が。左腰部分についているケアコンテンツタグが今まではナイキのタグのような細長いものだったのですが幅広3.2cmx縫い代部分から5cmほどのものに代わっています。OEKO-TEX100のロゴも大きく目を引きますが、それよりも目を奪われたのがContinental Clothingのロゴ下にあった文言。
今までは「LONDON BERLIN」だったのですが、これには「LONDON BERLIN TOKYO」の文字が。
確かに調べると日本法人を立ち上げて2021年9月からは日本法人がインスタを始めています。
ですので要注目ブランドですかね、日本でも。
1). 両袖のピーク幅 83cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 73.5cm
3). 脇幅 52.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 19.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17cm
7). ネックリブ自体の幅 1.8cm
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