一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は初めて購入したキーネックと呼ばれる特徴的な首回りのT-shirtになります。レディースのラインではいろんなブランドでこういったカテゴリーのものがあるのは知っていましたがメンズではあまり見ないので興味もあり、しかもディスカウントされていたのでなんとなく買ってみました。(笑)
購入先はインターバルはありますがコンスタントにチェックに回るドン・キホーテ。この日一緒に購入したのはこちらと同じカテゴリー:All-American Comfortのコピーが入ってる白のクルーネックT-shirt。
白Tは特別安さを強調もしていない、でも扱いがぞんざいな床に置かれた箱の中状態だったのに対し、こちらは更にそれらから1mほど離れた場末?な箱にいくつか入っていました。切ない…..
哀れな気持ちでそれらを物色し、Lサイズを探すと数枚あったのでこれをとりあえず捕獲、と。
もともとキーネックに関心があまりなかったので頭の中に情報がないのですが、購入後色々調べるとこれ、Hanesブランドでは日本サラ・リー時代から販売されていたんですね。オークションサイトでもいくつか散見できます。
あるオークションサイトの写真を見るとHanesのブランドロゴ、そして日本サラ・リーの文字が確認できますので1990年代中期以降から存在はあったのだろうと推測。そして同じように吊るしタイプ。しかしモデルナンバーは違うし、あちらは中国製ですね。こっちはタイで生産されています。
販売しているのは日本では正規品のヘインズブランズジャパンになります。でもやっぱりサイトにはこの商品の情報ありませんでした。
広げるとこんな感じ。丸胴仕様でネックはこの形状からは至極当然のバインダータイプ。ネックテープはありません。素材はコットン100%で5-6ozクラスの生地ですね。ちょっとゴワっとした、Beefy-Tにも似たヘビーウェイトですか。
タグレスでHanesロゴの横にサイズ表記、下段には「All-American Comfort」と銀文字でプリントされています。
肝心のケアコンテンツのタグはやはり左裾に縫い付けられているんですが、白Tよりも折り返しの短いタグになっているようです。文言も違うのでモデルナンバーで違うの使ってるのか、ロットの違いで生じたのかは謎です。
1). 両袖のピーク幅 83cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70.5cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)24cm
6). アームホール(平らにしての採寸)16.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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