一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は日本ではお馴染みのヘインズブランズジャパンが販売していますBeefy-Tの2枚パック商品です。
コンスタントにチェックしている物件の中でも一番買う量が多いんじゃないか、と自分でも思ってます。
もう数十年買い続けてますからね。
でも今回はあえてのグレー買い。白よりもグレーのこっちのほうがネックリブのダブルステッチが目立たなかったのが個人的によく見えたので。多分個体差だとは思うんですが。
で、生産は中国、ベトナムと渡り歩いてきた生産地が今回はカンボジア。これまた、なんと言うか。カンボジアのアパレル事情がよくわからないのですがそれなりにあるのでしょうか?ヨーロッパのアパレルメーカーはほとんどバングラデシュに依存しているわけですが、カンボジアに目をつけるとは。
パッケージにはBeefy-Tのアイコンでもある「BULL」がアップで。その下に「BEEFY-T」のロゴ。
ずっと昔は「3pack」などと表記していたはずですがいつのまにやら「pieces」に変更されたんですね。
現在でもGILDANは「PACK」を使ってますが。
シルエットも素材も21世紀になってからはほとんど変化がないように思えます。
同時期に購入したアメリカ流通品のBeefy-Tはタグレスから路線変更して物理的なタグをまた復活させているのですが、日本で販売されているこちらはまだタグレスです。おいおい本国に合わせてタグを復活させるのか、マーケットのニーズに合わせてこのまま続行なのか静観したいと思ってます。
Hanesロゴ
BEEFY-T
L/G(42-44)
ネックリブはダブルステッチ仕様、ネックテープは肩まで通っており丸胴仕様。グレー地ですが素材はコットン100%となっております。
ただ、今回「あぁ日本だなぁ」と思ったのは左裾部分に縫い付けられたケアコンテンツタグ。ここのブログを見てくれている方でしたら「あぁ例のあの件か」とおわかりでしょうが、このタグが出てくるんですよね、多くのアパレルのT-shirtsって。「ちょっと嫌だなぁ」と思ってるポイントなんですが、これ!
出ないように短いタグを使って、更にタグの上下を変えて縫い付けることで絶対見えないようにしてる!横幅は大きいですがサイズも絶妙に対応しているところがいかにも日本的。素晴らしい。
1). 両袖のピーク幅 87.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 70cm
3). 脇幅 54cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)26cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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