一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
ということで新年1回目の物件は2019年4月に販売されたBEAMSとLos Angeles ApparelとのコラボT-shirtになります。
このブログでも何度か登場しているLos Angeles Apparel。American Apparelの創業者だったダヴ・チャーニーが新たに立ち上げたアパレルブランドです。2017年にオンラインサイトで当初は卸しとして販売していたのですが現在では本国アメリカだけでなく、ヨーロッパ向けと日本向けのサイトも立ち上げてコンシューマーも購入できるようになってます。
それがBEAMSとのコラボ。チョイスされたのは2019年には日本で主流だった?6.5ozのルーズフィットT。
販売されたのは白と黒T。それが同一カラーで2枚パックという販売方法でした。
パッケージングはこんな感じ。広げた感じは「クラシックな4.3ozものよりも大きいなぁ」でした。
というか、まず目が行ったのが「ネックリブ、太っ!」。でも計測したら2.5cmなんですよね。Beefy-Tと変わりないのになんだろ、この見た目。
そのほかの印象としては6.5ozの厚みはそれほど感じなかったのですが、フィッティングがやっぱり「これぞアメリカンアパレル(昔の)&そうそうこれこれ(Los Angeles Apparelのクラシックライン)」とは違うんですね。
そして丸胴仕様のガーメントダイ。
リリース時の説明では「日本向けのパターン」みたいなことが書かれていましたが、その後BEAMSのスタッフブログを読むと「出来が良すぎて直すところがなかったので(オリジナルのまま)だしました」と書かれていましたので恐らく現在販売されているモデル1801もこんな感じなのでしょう。
タグはオリジナルっぽいですがLos Angeles Apparelのデザインのガイドラインに沿っている模様。フォントや意匠がまんまですが、その下に「BEAMS」と控えめですがオレンジでプリントされています。
加えて現行Los Angeles Apparelのタグよりも幅広なタグが使われています。
裏を見ると日本語のみ(日本国内でしか販売されていないBEAMS専売モデルなので当然ですが)で、「ビームス」ではなく「ログズ株式会社」のクレジット。
LOS ANGELES APPAREL JAPANが発足したのが2019年3月末。2019年6月15日付のプレスリリースによりますと代理店ではなく日本法人ですが、その前の代理店として企画をBEAMSと行なっていたのでしょうか?それでクレジットがログズ株式会社なのかしら?
そういう意味でも今となってはなかなか珍しい物件なのでは。
1). 両袖のピーク幅 89.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 76.5cm
3). 脇幅 57cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)25.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19cm
7). ネックリブ自体の幅 2.5cm
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