一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はHanes Beefy-T。が、先日購入したこれは正規国内流通品ではないのですが、タグレス仕様から一転、物理的なタグの復活です。驚き。
所用ついでに散策も兼ねてドン・キホーテに立ち寄った際のこと。「あれ?バラでBeefy-T売ってるんだ」と何気なく見るとこれ。驚きました。いち早くタグレスを採用したHanesがまたタグをつけて販売しているのです。因みにこの時点ではヘインズブランズジャパンが販売しているBeefy-Tはタグレスです。
タグは物理的なタグが廃止される直前まで採用されていた「Bull」タグのデザインが復活。素材はサテンではなさそうだけど紙でもなさそうな?なんだろう?割とハリのある素材です。
デザインは二つ折りで上部には
HanesⓇ
ブル
BEEFY-TⓇ
折りの見える部分には
L/G/G
MADE IN HAITI
FABRIQUE A HAITI
HECHO EN HAITI
以前から気になってはいたんですが、Hanes、「Fabrique A Haiti」表記なんですよね。他のブランドだと「Fabrique en Haiti」なのに。不思議。
シルエット、素材などは基本を踏まえた、いかにもBeefy-Tと言えるもので。
が、ネックリブが太くなってる…..今までは1インチ≑2.5cmだったのですが、これは3cm…..1980年代初頭のネックリブ並。着ればさほど違和感もないだろうと着用してみたらやっぱり太さが丸わかり。このロットだけのものなのか、「こういう仕様で行く」という示唆なのか?謎です。
あと2010年代のアメリカ流通品のBeefy-Tよりもタイトになった感じ。ルーズフィットがスリムフィットに変更になったような。肩、身幅にそれを感じます。
この時のドン・キホーテのBeefy-Tの店頭在庫を全てチェックしたら(ハンガーで吊るされていてタグが見易かったので)ほとんどがハイチ生産品だったのですが、数着ハイチ以外で生産されているものもありました。それも購入したので後日アップしたいと思います。
注:ドン・キホーテや輸入衣料品店などでは手に入れることができるのですが、今回のT-shirtの#タグに「日本未発売」と付けたのは国内正規流通品と区別するためです。あしからず。
1). 両袖のピーク幅 85.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 75cm
3). 脇幅 55cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 21cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)26.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)19.5cm
7). ネックリブ自体の幅 3cm
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