一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はカナダのアパレル大手、GILDANのモデルナンバー#2000という、ベーシックなT-shirtになります。このブログでもコンスタントにアップしていますので年代別に見比べてはいかがでしょう？最近では7月にも同じモデルをアップしています。
2021年7月23日のブログでもアップしましたGILDANの定番T-shirtなんですが、前回のはドミニカ共和国生産品、今回のはよくみかけるニカラグア生産品になります。
まずは早速前回のテキストを引用。
さて、この2021年に購入したT-shirt。実は偶然手に入れたもの。所用で長岡の郊外へ行った際時間があったので初めてドン・キホーテに立ち寄ったのですが、そこで見つけて購入しました。「あぁこういうところで売ってるのかぁ」と。他にはHanes、Healthknit、グンゼもありましたね。でも何故かこのGILDANだけT-shirts界隈のエリアでなく、ちょっと離れたメンズファッションコーナーにありました。なぜ？
で、まぁ気になって色々見ていると「あれ？タグ変わってるぞ」と。で、基本的に私が日常着として着るようなカラーの、マイサイズだけざっと見ると生産国も3カ国ありました。今回はそのうちGILDAN Ultra Cottonでは初めて？かな？ドミニカ共和国生産品を。
で、その時に一緒に購入したこちらは108cカラーのダークヘザーのニカラグア生産、と。
基本的な仕様はずっと変更がないみたいですね。6ozのPre-shrunk 100％コットン、丸胴、ネックはダブルステッチ仕様、ザックリした肌触りがまさにGILDANと言った感じ。
ただ気のせいかな？袖が若干短くなっているような…..
タグは紙製の白タグからサテンのグレイタグになり、Tear-Awayになったんだとか。
ただ三浦商事のウエブサイトで「タグが変わります」というアナウンスが出ていますが、ポスト自体には日付が明記されておりません。ソースを見るとどうやら2019年9月と思われますが、先のドン・キホーテでは白タグと半々くらいの在庫でした。2016年に白サテンタグからTear-Awayの紙タグに変更になってますが、紙製って洗っていくとしわくちゃになってあまり見た目がよろしくないんですよね。なのでサテンに戻してのTear-Awayはいい判断だと思います。そこまで何故引きちぎるのが前提なのかわかりませんが….
タグのデザインは
GILDANⓇ
ULTRA COTTON
生産国とサイズがわかるように折り返された下の部分は
Made in Nicaragua
Fabrique en Nicaragua
Hecho en Nicaragua
L | G | G
そして私が購入する大きなきっかけになったのが「三浦商事のシール」です。
GILDANのタグには日本語表記がなく、このままでは大手を振って日本では販売できません。なので三浦商事が日本国内販売用として別個にシールを貼っていました。
三浦商事がこれをしているのはギルダンブランズジャパンが2021年4月31日で日本での事業を終了して、その後の販売を三浦商事が行うからでしょう。日本のマーケットが大きかったらおそらくタグの変更（日本語表記追加）もありえるのでしょうが、この移行期ならではのレア物件なのかな？これは。一着着ないでしばらくこのまま保管しておこうかな………
でもGILDANのタグで日本語表記のあるのって見た事ないなぁ……
1). 両袖のピーク幅 84cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 74cm
3). 脇幅 51.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅（首周り） 19cm
5). 脇の縫製部分の長さ（おおよそです）24.5cm
6). アームホール（平らにしての採寸）20.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
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