一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はHanes。もうこのブログでは「個人的に好きなT-shirtsブランド」ということもあって最も多く登場しているブランド。これは日本未発売の本家アメリカ流通品のプロダクトになります。
日本ではまだどうしてもオーガニックコットン素材の衣料品が持て囃されている傾向がありますが、アメリカではそれとは対極な、環境問題を意識してコミットする、ペットボトルをリサイクルして作ったT-shirtsなども登場しています。日本でも販売しているブランドもあるのですが、メジャーにはなれていません。
これは元々コットンポリ混紡の素材構成のうち、ペットボトルをリサイクルしたポリエステルファイバーを5%まで混ぜた、着心地にも配慮したと思われる物件。おそらく現時点ではこの配合がベストであり、技術も発達すれば比率を上げても着心地に影響することはなくなるのでしょう。
一応?HanesのComfortBlendという商標登録を取得した製法?で5.2ozの素材に仕上げています。
その2020年の時点でのプロダクトは他のHanesプロダクトと同じ縫製仕様のようですね。特別違うところも見受けられません。唯一特徴的なのはこのタグの大きさでしょうか。歴代Hanesのプロダクトの中でも一番大きなタグなのでは。タグレスを率先して行ってきたブランドがこれをやるのが驚きです。
そのタグには
ECOSMARTⓇ
L/G/G
50% COTTON/COTON/ALGODON
50% POLYESTER/POLYESTER/POLIESTER
MADE IN DOMINICAN REPUBLIC
FABRIQUE EN REPUBLIQUE DOMINICAINE
HECHO EN REPUBLICA DOMINICANA
THIS GARMENT AND LABEL MADE WITH
A PORTION OF RECYCLED MATERIALS
タグの素材はちょっと首に違和感を感じそうな気もしましたが数回着てみたところでは別段問題なかったです。
EcoSmartは何枚か一緒に購入しました。Hanesは数カ国に自社工場を持っているので生産国の違い(と、縫製の違いなど)があるか興味がありましたので。これはドミニカ共和国の工場で生産されたものですね。
雑感ですが、ふた昔前の50/50と呼ばれる混紡Tとは肌触りが違いますね。それがComfortBlendの恩恵なのか、もうちょっと着込んでみないと好みなのかそうでないのかもわからないのが現時点での感想です。
1). 両袖のピーク幅 87.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 72.5cm
3). 脇幅 52.5cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 20.5cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)26.5cm
6). アームホール(平らにしての採寸)18cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
Size: Large