一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件は何年も欲しくて迷っていた末、ようやく購入したテネシー州ナッシュヴィルにある世界一有名なギターショップ：Gruhn Guitarsのキャラクター「Freddie」がプリントされたT-shirtになります。
創業が前身の「GTR」から今年の2020年で50周年というまさに老舗なギターショップ。顧客には世界中のミュージシャンが名を連ね、Eric Claptonがギターを買うだけでなく所有していた29本のギターを2016年に売りに出したのもこのお店。
私もちょっとギターを弾くのでGruhnとは1990年代からお客としてギターを買ったりしてました。
1995年に購入したGruhnのT-shirtも以前このブログで公開しています。
で、今回はTultexのTri-Blend T-shirtがボディと説明されていたのでそれにも興味があったというか。着たことないので。
もちろん、シンプルなフレディのプリントもオールドテイストがあってボディの素材に合っていそうなところが要因なんですが。
創業50周年ということでご祝儀代わりにも買うぞ！と腹が決まったのでポチッとしたのですが、なんとサイトではshipping addressがアメリカ国内だけしか対応してない……
なので買い物は一旦キャンセル、どうやったらアメリカ国外から買うことができるのかメールで問い合わせしたら普通郵便とプライオリティの2種類とその金額を教えてもらい、PayPalで合計金額を支払ったら送ります、とのこと。
よくあることなんですが、T-shirt一枚＄20なんですが、一枚あたりの送料も同じくらいかかりました。
よくあることなんですが、何回起きても軽くショックです。
で、Tultex。さらっとしたTri-Blendですね。個人的にはヴィンテージテイストが残るRoyal Apparelのザラッとした昔っぽいフィーリングが好きなんですが。そして若干身丈が長い仕様ですね。
素材はコットンが多い配合ではなく、50% Polyester 、25% Cotton、 25% Rayonという配分。
この素材の比率がサラッとした印象の答えなんでしょう。
生産国はメキシコ。Tri-Blendではシングルリブが多いですが、これもそう。素材の雰囲気にはダブルステッチが入ってカッチリした見た目になるよりはこっちのほうがシンプルでいいですよね。
で、やはり丸胴ではなく、2枚仕立て。
タグは細長いサテンタイプに変更されています。そこにTri-Blendの証？なのかブラウンのラインが引かれています。で、これ、Tear-Awayなんです。多くのTear-Awayタグは切り取られるのが前提なのか、洗っていくうちにしわくしゃになって首裏に変な感じがしたりするのもあるんですが、これはどうなるのかなぁ？
余談ですが1990年代の終わりころかな？元EaglesのBernie Leadonが所有していた戦前のヴィンテージD-45もここで売りに出されていましたね。今でも凄い値がつくギターですが彼が所有していたということで付加価値もついて千万単位のプライスだった記憶が。
気になったので調べるとwikiにその足跡が。今ではアメリカ在住のコレクター：マック保田氏が所有してるんですね。1940年製のシリアルナンバーが#75100とか。
最後に先日実家から出てきた、1990年代にGruhn Guitarsが販売していた自社ブランド扱いのアコギ用の弦のパッケージと共に。古さの証で弦のパッケージの住所が旧住所（400 Broadway, Nashville）ですね。
タグを隠せばなんとなく1990年代の写真と言っても違和感ないですね。
1). 両袖のピーク幅 86.5cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 76cm
3). 脇幅 53cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅（首周り） 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ（おおよそです）25cm
6). アームホール（平らにしての採寸）17.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
SIZE: Large