一言でT-shirtsと申しましても年代やブランドでディテールが多岐にわたっています。気に入って購入したブランドだけれどいつの間にか仕様が変わってしまってる、なんて事が何十年も愛用しているとよく遭遇しがちです。
ここではそういった変化・変遷をアーカイヴとして書き留めておきたいと思います。
T-shirtsを扱う商売であり、かつ、市井のT-shirts好きの与太話ですが宜しくお付き合いのほどを。
今回の物件はMUJIのベーシックなクルーネックT-shirtsになります。
オフィシャルサイトで明記されていますが2019年2月5日から価格改定で安くなって¥1000を切りました。(旧価格は¥1290)ずーっと「どうしようかなぁ」とお店で手に取るたびに思案して結局今まで購入までは至らなかったのですが、値段も下がったし、まぁいいか、と。価格的にHanesのComfortsoftあたりと競合する商品だと思いますので気に入ったらこちらにシフトするのもいいかな、と。
仕様もComfortsoftとほぼ同じように見えます。ネックテープ付きのネックリブ(ダブルステッチ)、丸胴、コットン100%、そしてベトナム製。
オーガニックコットンを使用していますと付加価値をアップする文言も加えられていますがH&Mなどのファストファッションプロダクトでもオーガニックコットンを使ってるT-shirtsなどが多い中、実際どの程度のクオリティのものなのかはあまり言及しない方がいいのかもしれません。手間隙かけて改良された土壌で有機栽培して綿花を育てるとなれば単純にそれ相当のコストもかかるでしょうし。ふた昔ほど前には付加価値の証としてそういった然るべき機関からの認証マークなどがパッケージなどにプリントされていたと思うのですが最近は見なくなりましたね。なんでだろ?
今回購入したのはグレイ。本来ならば王道の白を購入するべきだったんですが、店頭でサンプルとしてハンガーに吊るされていた白Tを見たらネックリブがちょっと厚手だったんです。そのあとパッケージングされてた商品を見てもそれっぽい。で、グレイを見ると同じダブルステッチではあるがネックリブが若干違うような(気がした)ので好みの方を選びました。
もしかしたら吊るされていたのは旧モデルだったのかもしれませんけど。かなり年季が入っていたような見た目でしたので。
グレイと言ってもHanes Comfortsoftが「単色のグレイ」っぽかったのに対し、こちらは霜降りっぽい。ジャージーコットンっぽさが出ていて私はこっちが好みです。
で、タグレス。シンプルなサイズ表記とその下に素材表記、洗濯表記のアイコンなど。
パターンを見ると袖があまり長くないような、とちょっと不安でしたが着てみるとさほど気にならないもののやはり若干脇下あたりが私にはタイトになるようです。
MUJI関連のニュースと言えば、今年新潟県上越市に日本最大の売り場面積を誇る無印良品ストアがオープンしました。
そこから更に話がずれて恐縮ですが昔長岡市の川崎地区に何故か無印良品のアウトレットストアがありました。アウトレットというとそれほど欲しいものがない(欠品とか在庫のだぶつきが流れて来るのが本来のアウトレットでしたので)のですが、ここでは均一に商品が揃っていて、私はよく文房具を購入していました。
確か1990年代後半で数年で突然お店を閉めたんだよなぁ、と記憶していたのですが気になって調べると、偉いなぁ、会社の沿革に残っていました。1997年12月にファクトリーアウトレット長岡としてオープンとあります。ただ、閉店時期が明記されていない…..
「なんで長岡にアウトレット?」と当初は思いましたが、実は長岡に無印良品の流通センターがあったからとわかったのは閉店してから。
その後ロンドンで数年生活しましたが、MUJIとして英国ではブランドが確立されて大人気だったのには驚きました。在留邦人も「同じものが買える」と喜んでいましたし(当然値段は日本で買うより高いんですが)、英国人にはシンプルでクオリティが高いと喜ばれていたようです。以上、昔話でした。
1). 両袖のピーク幅 75cm
2). ネック後部からの身丈の長さ 69cm
3). 脇幅 50cm
4). ネックリブの縫い付け部の幅(首周り) 18cm
5). 脇の縫製部分の長さ(おおよそです)23cm
6). アームホール(平らにしての採寸)17.5cm
7). ネックリブ自体の幅 2cm
SIZE: LARGE